
楽しみな海外旅行やビジネスでのフライトは、できる限り安全で快適なフライトを楽しみたいですよね。
そんな私たちの指標となるよう、世界に300社以上ある航空会社の格付けを行っているのが、イギリスのスカイトラックスという航空サービスリサーチ会社です。
以下を代表とする73部門を5段階評価し、その総合で格付けされます。
- 空港ラウンジ
- ラウンジ提供食
- 座席の快適さ
- 客室の清潔さ
- 機内食
- 機内エンターテイメント設備
- スタッフサービス
- ファーストクラスサービス
- ビジネスクラスサービス
- エコノミークラスサービス
- 機体メンテナンス
- 数百万人の乗客に調査した満足度
など。
毎年スカイトラックスで発表されるランキングの上位に入るよう、各航空会社は反省・改善を重ねているのです。
ここでは、ベスト20とワースト15、その詳細をご紹介しましょう!
安心して乗れる国際線航空会社!ランキング【ベスト20】
言わずと知れた、名立たる航空会社がランクインしていますね。
世界No.1~6の内、3つもアラブ諸国の航空会社が占めていることもポイントです。
国家として豊かな企業であるため、設備もサービスもしっかりとしたものが用意されているのです。
きちんと研修を受けた丁寧でかつ、気さくさもある客室乗務員たちが行き届いたサービスをしてくれますよ。
第1位 エミレーツ航空
ベスト1位に輝いたエミレーツ航空は、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイが本拠地です。
ドバイから各国への乗り継ぎ便も多岐に渡り、とても便利!
中でもおすすめは、ドバイ経由でのヨーロッパ旅行です。
国土交通省の行ったアンケートでは、日本人旅行者がもう一度訪れたい国No.1は、ヨーロッパだったのです。
ドバイ経由でヨーロッパへ行くには少々時間はかかりますが、直行便よりも安価でかつ、世界一快適なフライトを楽しむことができるのです!
そして、日本から直接ヨーロッパへ入るのと違って、時差に少しずつ慣れることができるため時差ボケが酷くならず快適です。
日本から多くのヨーロッパの国までは飛行時間12時間ほど、時差は-8時間。(日本の方が8時間早く時間が進んでいます。)
日本からドバイへの飛行時間は11~12時間、時差は-5時間。
ドバイから多くのヨーロッパ各国までの時差は、-3時間です。
そのため、ドバイを経由すれば一気に時差7時間にならず、少しずつ慣れることができるのです。
※ヨーロッパではサマータイムを導入しているため、その期間の日本とヨーロッパの時差は-7時間、ドバイとヨーロッパは-2時間になります。
いつか安心&ゴージャスなエミレーツ航空に乗ってみてくださいね☆
機内持ち込み手荷物や、受託手荷物の分別が楽々できる、女性に嬉しい持ち物リストはこちらをチェックしておくと完璧です!
ヨーロッパへの渡航経路はたくさんあり、直行便を使わずトランジット(飛行機の乗り継ぎ)をして、トランジット先で滞在を楽しむのもおススメです。
トランジット(飛行機の乗り継ぎ)をする方には特に気を付けていただきたい、機内持ち込み用スーツケースと受託手荷物用スーツケースの選び方や注意点はこちらをどうぞ。
さて、我が国日本のANAは5位、JALは21位にランクインしています。
- エミレーツ航空(Emirates):アラブ首長国連邦(ドバイ)
- カタール航空(Qatar Airways):カタール
- シンガポール航空(Singapore Airlines):シンガポール
- キャセイパシフィック航空(Cathay Pacific):香港
- 全日空(ANAs):日本
- エティハド航空(Etihad Airways):アラブ首長国連邦(アブダビ)
- ターキッシュエアラインズ(Turkish Airlines):トルコ
- エバー航空(EVA Air):台湾
- カンタス航空(Qantas Airways):オーストラリア
- ルフトハンザ・ドイツ航空(Lufthansa):ドイツ
- ガルーダインドネシア航空(Garuda Indonesia):インドネシア
- 海南航空(Hainan Airlines):中国
- タイ国際航空(Thai Airways):タイ
- エールフランス(Air France):フランス
- スイスインターナショナルエアラインズ(Swiss Int’l Air Lines):スイス
- アシアナ航空(Asiana Airlines):韓国
- ニュージーランド航空(Air New Zealand):ニュージーランド
- ヴァージン・オーストラリア(Virgin Australia):オーストラリア
- オーストリア航空(Austrian):オーストリア
- バンコクエアウェイズ(Bangkok Airways):タイ
また、世界的にもあまり知られていない穴場の絶景スポットも抑えておきましょう!
ゴールデンウィークにも混雑のストレスを感じることなく、お得に旅することができますよ^^
もしかして危ない?ランキング【ワースト15】
次に、格付けのワースト15を見てみましょう。
ランクインしているものには低価格航空会社が多く、必要最低限のサービス以外は節約しているため、サービス面での評価が自ずと低くなっています。
墜落するという意味のワーストではなく、低価格ゆえに予定時刻通りに発着しなかったり、キャンセルが多い、荷物紛失などのトラブルが多い、搭乗手続きなどの効率性が悪い、などによる格付けだとご承知おきくださいね。
- 高麗航空(Air Koryo):北朝鮮
- ブルガリア航空(Bulgaria Air):ブルガリア
- ペガサス航空(Pegasus Airlines):トルコ
- ネパール航空(Nepal Airlines):ネパール
- スピリット航空(Spirit Airlines):アメリカ
- スマートウィングス(SmartWings):チェコ
- ライオン・エア(Lion Air):インドネシア
- 中国東方航空(China Eastern Airlines):中国
- ライアンエアー(Ryanair):アイルランド
- パキスタン国際航空(Pakistan International Airlines):パキスタン
- イージージェット(easyJet):イギリス
- タイガーエア(Tigerair):シンガポール
- ユナイテッド航空(United Airlines):アメリカ
- フロンティア航空(Frontier Airlines):アメリカ
- USエアウェイズ(US Airways):アメリカ
快適性よりも低価格を求めるという目的ならば、良いでしょう。
また、アジア方面のビーチリゾートへ行くときには、短時間なのでコスパ良しと考えることもできますね。
日本国内へ異動するよりも安くてフライト時間が短い海外は、数多くあります。
世界がより狭くなってきているように思えてしまいますね!
それでは、具体的にベスト1位とワースト1位の評価内容を見てみましょう。
ベスト1位・ワースト1位の航空会社の評価詳細
※写真はエミレーツ航空と高麗航空における、エコノミークラスの食事の一例です。
潤沢なオイルマネーの存在が頷けるほど、16か国語に対応可能で、きちんと教育を受けた丁寧なサービスも好評です。
機内も清潔で、足回りもゆったりしており、タッチパネルモニターは全クラスとも業界最大を誇ります。
映画やテレビドラマも幅広く用意され、様々な国やジャンルで約600本も配信されており、異国情緒を満喫できることでしょう。
音楽を含めたエンターテイメントコンテンツの総時間はなんと約4300時間!
また、搭乗者の宗教や健康に配慮した、特別な機内食を指定ことができるのもさすがです。
以下が予め選択できる食事の種類です。(搭乗24時間前までの予約が必要)
- アジアン・ベジタリアン食(肉、魚、卵類不使用)
- ジャイナ教徒食(動物性食品とその副製品、玉ねぎ・きのこ・生姜などの根菜類不使用)
- ヒンドゥー教徒食(牛肉不使用)
- イスラム教徒食(豚肉、アルコール不使用)
- ユダヤ教徒食(ユダヤ教徒の教義に準ずる)
- 薄味の食事(胃・消化器系疾患の方に、オーブン焼き、炒め物、にんにく、玉ねぎ、香辛料不使用)
- 糖尿病用の食事(糖類不使用、かわりに砂糖代替食品のみ使用)
- 果物の盛り合わせ(断食中で果物しか食べてはいけない方に。缶詰不使用)
- 無グルテンの食事(小麦などにアレルギーのある方や、不耐症の方に)
- 低カロリーの食事(摂取カロリー制限されている減量中の方に)
- 低コレステロール・低脂肪の食事(脂肪職の摂取を最小限に抑える必要のある方に)
- 減塩食(高血圧の方に)
- 無乳糖の食事(乳製品へのアレルギーや、乳糖不耐症を患っている方に)
- 子供用の食事(2~12歳までのお子様用)
- 乳幼児の食事
- 東洋風のベジタリアン食(中華風、東洋風の味付け)
- 生野菜のベジタリアンミール(生野菜やサラダ)
- シーフードの食事(魚、貝が好きな方へ。肉類不使用)
驚くほどたくさんの種類が選択できるようになっていますね。
お味も美味しいと評判です。
エコノミークラスがこの水準ですから、ビジネス・ファーストクラスは言わずもがな!
ビジネスクラス以上では、まるで高級ホテルかの様なお食事や飲み物が、細やかな配慮で提供されます。
ワインも上等なものが多種用意されており、バーラウンジではCAさんがカクテルやおつまみ、フルーツなどを作ってくれるのです。
一人当たりのスペースもゆったりしており、ボタン一つでベッドになります。
ベッドマットや掛け布団まで配ってくれるので、快適に安心して眠ることができます。
これ以外にも、どなたでもオーダーできるものが、機内で記念日を迎える方用に、シャンパンやケーキなど。
プロのホスピタリティを感じることができるででょう。
では、ワースト1位の北朝鮮政府運営の、高麗航空の評価を見てみましょう…。
評価ではサービスの悪さが目立ちました。
- スタッフの言語能力が低い(英語が話せない)
- 乗客への気配りが足りない
- 機内エンターテイメントが少ない
- 予定時刻通りの発着が困難
- キャンセルや遅れが出た時の対応が悪い
- スタッフの数が少ない
- 荷物の紛失
いかがでしたでしょうか。
やはり航空会社には、国の方針や国民性が良く表れているように思えますね。
このランキングをご参考に、皆さまはより快適な空の旅を選択していただければと思います!
余談ですが、免税手続きについて事前に知識があるのとないのとでは、お買い物で損してしまうことがあります。
国によって税金の返還率も異なりますし、免税手続きをしてもらえる最低購入額も様々なのです。
もう少し買っておけば免税されたのに…と悔しい思いをしないよう、事前にしっかり知識を得ておくことをお勧めいたします☆
そんなに難しくありませんので、どうぞご安心くださいね!
思い出に残る素敵な旅になりますように♡