
ゆったりとしたリラックスタイムのために、香り高いコーヒーは欠かせませんね。
日本でも様々なタイプのコーヒーマシンを見かけますが、どのように選べば良いのでしょうか?
ここではコーヒーの本場イタリアや、ヨーロッパ全土で人気のコーヒーメーカーを、タイプを説明しながらご紹介していきます。
ドリップコーヒーやエスプレッソ、カプチーノなど、皆さんのお好みに合ったものを選びやすいようまとめてありますので、どうぞご参考下さい。
まず知っておきたいコーヒーの種類
- ドリップコーヒー:フィルターの上にコーヒーの粉をセットし、上からお湯を回しかけてコーヒーをドリップさせるもの。
- エスプレッソ:深煎りのコーヒー豆使用し、水蒸気で加圧抽出するため、深いコクと豊かなアロマが特徴です。イタリアではコーヒーと言えばエスプレッソを差します。全てのアレンジコーヒーのベース。
- カプチーノ:エスプレッソに泡立てたミルクを1:3の割合で注いだもの。
- カフェラテ:エスプレッソに泡立てないミルクを1:3の割合で注いだもの。
マシンでカプチーノを作るためには、ミルクを泡立てる機能が必要です。
そのやり方は、マシンに付いているスチームノズル(グラインドとも言います)を、ミルクを注いだ容器の中に差し入れ、スチームで温めながら泡を作るのです。
また、同じノズルからスチームの他にもお湯を出すよう切り替えられるマシンもあり、予めお湯でカップを温めておくことも。
お湯がすぐに作れるので、紅茶だって一緒に作れてしまう優れモノなのです!
ヨーロッパで人気の全自動コーヒーメーカー
- 【ネスレ ネスプレッソ・ピクシー(Nespresso Pixie)】:ネスプレッソで最もコンパクトなタイプ。カプセルでエスプレッソシングルとダブルどちらも素早く抽出できるマシン。ミルクを泡立てる機能はないため、カプチーノは作れません。
- 【ネスプレッソ シティズ&ミルク(Nespresso CitiZ and Milk)】M190:上でご紹介したピクシーに、ボタン一つでミルクを泡立てる機能が加わったもの。カプチーノや、アイディア次第で色々なものに泡立てたミルクを注いで楽しめます。
- 【デロンギ・マニフィカ(De’Longhi Magnifica)】ECAM22110B:コーヒー豆を自由な粗さに挽き、抽出、抽出後の粉の掃除までボタン一つでできます。スチームアーム付きでエスプレッソ、カプチーノも思いのまま。
- 【イリー・フランシスフランシス(Illy Francis Francis)】 X7.1:カプセルで完璧なエスプレッソを抽出でき、スチームアーム付きでカプチーノも作れます。
- 【モーフィーリチャーズ・アクセンツ(Morphy Richards Accents)】162003:タイマー付きのため自動で最高12杯のドリップコーヒーを淹れてくれ、更に数時間保温してくれる優れモノ!コーヒー粉をセットしておけば、朝一番においしいコーヒーができている幸せを味わえます。
- 【エアロビー エアロプレス(Aerobie Aeropress)】:コーヒー粉に空気の圧力を加えて抽出することで、普段のコーヒー粉からエスプレッソのような深みの全く違う味わいのコーヒーが淹れられる、経済的で画期的な器械です。抽出が濃ければお湯を加えてお好みの味に調節OK。
- 【ボッシュ タッシモ(Bosch Tassimo)】TAS1252GB:カプセルでコーヒー意外にもホットチョコレートや紅茶など、35種類以上の飲み物を楽しめます。秘密は自動的に適量の水を加減して入れてくれる機能。1.5リットルタンクで安心、自動掃除機能付き!更に他メーカーのカプセルをセットできる嬉しい工夫まで。
- 【ブレビル バリスタエクスプレス(Breville Barista Express)】:コーヒー豆を18段階の粗さに挽き、エスプレッソを抽出してくれます。アームからはスチームとお湯を選べ、カプチーノや紅茶までも楽しめます。
- 【ネスカフェ ドルチェグスト ピッコロ(NESCAFÉ Dolce Gusto Piccolo)】KP100640:ペンギンのような姿をしたドルチェグストの中で、最もコンパクトなタイプ。カプセルでコーヒー以外にも抹茶ラテやチョコチーノなど、様々な飲み物を楽しめます。
- 【ガジア ベイビークラス(Gaggia Baby Class)】RI8157/40:イタリアの老舗メーカーのエスプレッソマシーン。コンパクトながらパワフルで、一度に二杯分作れます。スチームとお湯のどちらも対応するノズル付きのため、カプチーノや紅茶にも便利。
カプセルをセットするタイプ、コーヒー粉をセットするタイプ、そしてコーヒー豆をセットする(全自動)、以上3つのタイプがありましたね。
やはり利便性とおいしさが兼ね備えられているものがヨーロッパでは人気だということが見えてきます。
では、コーヒーの本場、イタリアの人気はいかがでしょう?
本場イタリアで人気のおすすめメーカー一覧
イタリアには上記3つの他に、チャルデ(Cialde)というエスプレッソを抽出するためのカフェ・ポッドが良く用いられます。
カフェ・ポッドは世界共通で大きさや厚さが決められており、どのメーカーのマシンでも使えます。
コーヒー大国であるイタリアの、4つのタイプのマシンでそれぞれ最も人気のあるものをご紹介します。
- カプセル:【ネスプレッソ・ピクシー(Nespresso Pixie)】
- コーヒー粉:【レリット(Lelit)】PL042EM
- コーヒー豆:【デロンギ・マニフィカS(De’Longhi Magnifica S)ECAM21110】
- カフェ・ポッド:【アリエーテ・コンスエロカップチーノ・キンボ(Ariete Konsuelo Cappuccino Kimbo)】
イタリアと日本は電圧が異なるため、日本に入ってきていないメーカーもありますね。
でもやはり、ネスプレッソとデロンギは外せないようです!
レリットはステンレス製のスタイリッシュな姿と、スチームアームを備えた実用性を兼ね備えています。
プロ仕様にも用いられるほどその味には定評があり、優れたマシンといえるでしょう。
アリエーテはイタリアの有名なコーヒーマシンのブランドで、ナポリのコーヒーとして有名なキンボと共に作られたのが上のマシンです。
カフェ・ポッドにのみ対応し、スチームノズル付きでスチームとお湯を選択できます。
冬にはコーヒーや紅茶だけでなく、ホットチョコレートを作るのも良いですね!
ちなみに我が家ではイタリア製ビアレッティ(Bialetti)の、カプセル、コーヒー粉。カフェ・ポッドに対応できるマシンを使っていますが、やはり毎日となると掃除のしやすいカプセルやカフェ・ポッドばかり使っています。
でも、いつか豆から選んで一杯毎に挽いてくれる全自動マシンもほしいな…と思っています。
ゆったりと豆から淹れるコーヒーを味わう時間、大切に作っていきたいですよね。
皆様も是非、プライオリティによって選んでいただければと思います。