
大人気のハリーポッターシリーズ、第8作目の「ハリーポッターと呪いの子」の本が発売されました!
これが完結編であることは、作者J・K・ローリングが公言しているところです。
舞台の脚本としての本や、愛蔵版も出版されるので、それぞれについてご説明していきましょう。
最後には気になるあらすじもご紹介します。
舞台「ハリーポッターと呪いの子」の脚本と、その発売日は?
2016年7月に舞台「ハリーポッターと呪いの子」がロンドンで公演されました。
その前のリハーサル上演のための脚本を和訳し、書籍化したものが【ハリーポッターと呪いの子第一部・第二部 特別リハーサル版】なのです。
こちらは2016年11月11日に発売開始されました!
各種通販サイトで予約特典など色々と準備され、皆さん楽しみにされていたことと思います。
こちらはハリーポッターシリーズの作者であるJ・K・ローリングや舞台監督のジョン・ティファニーの協力の元、脚本家のジャック・ソーンにより書かれたもの。
ハリーポッターシリーズの中ではJ・K・ローリング以外が脚本を務めた初めての作品となります。
そしてこの本は、小説形式ではなく、演劇の脚本形式で書かれています。
この脚本をもとに、ロンドンのウエストエンドで行ったリハーサル公演は、各メディアから大変賞賛されました。
「かつてない全く新しい舞台で大成功」「観客を魅了し、心を揺さぶり、感動の涙に震えさせる」と、最高の評価を得ているのです。
この本は、小説のように詳細な情報は省略されているものの、演劇の脚本だけあって会話のテンポが手に取るように感じられ、まるで映画を観ているかのようにのめり込み、読み進めることができます。
懐かしいキャラクター達も多数登場し、今までのストーリーを愛する方なら、ただただ感動しながら世界に浸ることができるものです。
これまでの伏線が見事に生かされ、更に舞台の構成や魔法世界の魅力の表現までも見て取れる、とても素晴らしい本だと思います。
ハリーポッターと呪いの子の【愛蔵版】とは?
実は、上でご紹介した【ハリーポッターと呪いの子第一部・第二部 特別リハーサル版】を加筆修正した本も出版予定なのです。
上記脚本を元にリハーサル上演を終え、実際の舞台(ワールド・プレミア)が始まるわけですが、舞台を上演していく上で、徐々に脚本は手を加えられ、益々磨き上げられていくものです。
その改訂版ともいえる舞台の上演脚本が、後に出版される【愛蔵版】(最終コレクターズ版)なのです!
愛蔵版には、作者J・K・ローリングによる加筆修正によって、物語をより楽しめるようにするとのこと。
もしかすると、脚本形式から小説のような形式になって出版されるのかもしれませんね。
ハリーポッターファンには、この最終版は是非とも手に入れたい一冊となりますね。
気になる発売日ですが、これまでの傾向から年明け以降の発売になると噂されています。
予約特典など、楽しみな企画が盛りだくさんかもしれませんね!
映画情報
J・K・ローリングは下の映画で初の映画監督も勤め上げ、これから益々の活躍が期待されています。
2017年4月21日には、ハーマイオニー役のエマ・ワトソンが、ディズニーアニメ【美女と野獣】のベル役を演じますし、気になる映画が目白押しですね!
ハーマイオニー役の頃よりもぐっと女性らしくなって、優しくて勇気あるプリンセスを熱演!
更に歌唱力を披露してくれるというのですから、乞うご期待です!
ハリーポッターと呪いの子のあらすじ
第7作の「死の秘宝」でヴォルデモートと戦ったお話から、19年後を描いた物語。
ハリーは魔法省の役人となり、妻と三人の子供と共に暮らしています。
次男の名前を、ダンブルドアとスネイプの名前から「アルバス・セブルス・ポッター」と名付けました。
しかしこれが、「アルバス・セブルス」の苦悩の始まりとなってしまいます。
ハリーはアルバスをホグワーツ魔法学校に送り出しますが、アルバスは優秀なハリー一家の中でただ一人、スリザリンに組み分けされてしまうのです。
「伝説の英雄、ハリーポッターの子」としての重圧がのしかかり、劣等感に苛まれます。
そして徐々にハリーとの亀裂が生まれていくのです。
そんなアルバスにとって唯一の親友は、同じくスリザリンに組み分けされたスコーピウス・マルフォイ。
彼はなんと、ドラコ・マルフォイの息子なのです。
親の時代の確執を乗り越えるかのように、二人は信頼を育みます。
しかしある日、アルバスはハリーのせいで命を落としたというセドリック・ディゴリーの一件を知ります。(第三巻「ハリーポッターと炎のゴブレット」より)
父への疑念が益々大きくなるアルバス。
いつの間にか、アルバスの周りには孤独という黒い闇が取り巻くようになりました。
アルバスはハリーへの怒りから、セドリックの命を救おうとします。
魔法界にたった一つだけ残っていたタイムターナー(逆転時計)を、魔法省の厳重な管理下から盗み出し、スコーピウスや仲間と共に過去を変えるための旅に出るのです。
しかし、セドリックを救おうと一つの出来事を変えると、思わぬことまでが芋づる式に変わってしまい、もとの世界が大きく変わっていってしまうのでした。
そして二回目のチャレンジを終えてもとの世界に帰ってきた時、世界はヴォルデモートの支配する恐ろしい世界へと変わっていたのです。
そしてこともあろうか、ハリーがヴォルデモートとの戦いで命を落とし、当然ながらアルバスも世界に存在しないことになってしまったのです。
スコーピウスはアルバスのいない世界を元に戻したいと思い、必死に模索します。
そして出会う新しい協力人たちは、現代のハーマイオニーとロンなのです!
彼らと協力して、歴史の歪みを元に戻していくのですが、次々と恐ろしい敵に襲われます。
志半ばで、新しい仲間はスコーピウスを守るために命を落としていきます。
それでもスコーピウスは、一人で最後の歴史の歪みを直します。
やっとこれで元通りの生活が…と思ったところ、思わぬ問題が発覚するのです…!
これまで何気なく、悪戯に行ってきた各行動が、後に大きな問題となって返ってくる…という、私たちの日常にも言えるもどかしさが彼らを襲います。
最後までドキドキさせられるのですが、要所要所に本当に奥深い、感動的な言葉に胸を打たれます。
親子とは、親友とは、仲間とは何か。
時代を超えた信頼や愛、友情について考えさせられる、涙なしには読み進められない作品となっています。
是非、感動的なラストは皆さんの目で確かめてみてください。
読み終えた後は、熱い想いで胸がいっぱいになっていることでしょう。