
ヨーロッパに旅行するなら、ステキなレストランでディナーを楽しみたいですよね。
そんな時、知っておいていただきたいのが、ドレスコード。
ヨーロッパでは周りのお客様に対するマナー、お店の雰囲気を損なわないためのマナーとして大切にされており、あまりに場にそぐわない出で立ちの場合、入店を断られてしまうこともあるのです。
ましてやクリスマスやお正月などの特別なイベントのディナータイムや、パーティーに招かれる時には、恥ずかしくないようしっかり準備しておきたいですよね。
また、服装によってお店の対応が異なります。(高級ブランド店も同様です)
ヨーロッパではどのような服装が適しているのか、レストランの格やシチュエーション別にご紹介していきましょう!
ヨーロッパで通用すれば、日本のパーティだって怖くありませんよ!
ドレスコードって何?
ドレスコードとは、服装規定という意味で、TPOにふさわしい、周囲への配慮を意味する服装の目安です。
レストランの格や時間帯によって、レストランやパーティーの主催者側が「このような服装が望ましい」と提示しているもので、厳格な規定はありません。
ランチよりもディナーの方がエレガントに装うのが良いでしょう。
センスの問われる部分ですが、靴とバッグを同じテイストにそろえたり、ミニスカートで脚を露出しすぎないなど、基本的なところを押さえれば、そう心配することはありません。
また、エレガントな装いにふさわしい小物を上手に取り入れるのもヨーロッパ流。
ふさわしいものを適宜取り入れて、いつもの服装をランクアップさせましょう。
但し、「過ぎたるは及ばざるがごとし」という格言を忘れずに!
- ジャケット
- スーツ
- ヒールの高い上質な靴(ヨーロッパでは男女ともに靴は重要です)
- 帽子
- コサージュやブローチ
- ネックレスやピアス、ブレスレット、指輪などアクセサリー
- ショール、ストール
- ストール
- 上質な手袋
ミシュランの星を持つレストランでの、女性のドレスコード
星のついたレストランでは、リュックとダメージジーンズにスニーカー、サンダルはNG!
入店できたとしても、対応がとても冷たくなることでしょう。
女性をエスコートする男性のお洒落も欠かせません。
旅行中で荷物を少なくしたい女性の場合、しわになりにくいワンピースが便利です。
ロングのワンピースはドレッシーな印象になりすぎますので、どんな方にも似合うミディアム丈がおススメです。
ロングドレスが合うのは、結婚式の御呼ばれや、社交の場である特別なオペラやコンサートを良い席で鑑賞する時などです。
または、パーティの招待状に「イブニングドレスで」などと書いてあれば、臆さず着て行けます。
ご注意いただきたいのは、ヨーロッパの文化では日本と違って、ミニスカートやショートパンツで脚を見せすぎるのは上品と対局にある点です。
女性はデコルテや腕の美しさを大切に魅せましょう。
肌を「見せる」と「隠す」のバランスが上品さには重要と心得て。
20代前半の女性でも、大人っぽくエレガントであることが良しとされます。
ノースリーブにショールを羽織る姿は華やかで好まれますが、食事の邪魔になるようならば、バッグと共にクロークに預けると良いでしょう。
あくまでも食事を楽しむためのドレスコードですから。
シンプルなワンピースならばコサージュやブローチなどアクセサリーで飾り、足元はパンプスやきれいめなベルト付きのサンダルを合わせましょう。(ペタペタ音が鳴るようなミュールは避け、足音も「上品」を意識します)
また、フォーマルということで、ストッキングやタイツを履く方がベターです。
また、荷物にはなっても日本人らしくお着物を…という場合、付け下げか訪問着が良いですね。
華やかな帯を合わせればドレスにも引けを取らず、きっと多くの方にお褒めいただけることでしょう。
格式張らないレストランの場合
ミシュランの星はついていないけれど、地元の人に愛されるステキなレストランはヨーロッパ中にいくらでもあります。
そんな場所には、特にドレスコードを気にすることはありません。
けれども、ステキな装いならば楽しい思い出になりますし、お店側の対応も変わるものです。
お店に対する敬意を、きちんとした服装で示すわけですね。
決して肩肘を張ったりゴージャスにする必要はありませんが、こぎれいを意識しましょう。
その点で考えると、ダメージジーンズはNGとなりますね。
また、注意が必要なのはクリスマスやお正月のディナータイムや、パーティなど特別なイベントの日。
通常の日やランチタイムにはカジュアルな服装でも、ディナータイムとなるときちんとお洒落をするものです。
ランチタイムよりもディナータイムを優美に過ごすのは、一日の最後を大切にするヨーロッパの文化なのです。
そんな時にはやっぱり、女性にとっての強い味方、ワンピースなら間違いありません!
例えワンピースは先ほどと同じでも、身に付けるアクセサリーのボリュームや質感で、少しカジュアルダウンするなど、調整をすると良いですね。
高価なものでなくても良いので、ネックレスとブレスレットやピアスなど、セットでそろえると便利です。
最後に、ヨーロッパの人々の考え方として、女性は「子供っぽい可愛らしさ」ではなく「大人っぽい美しさ」を良しとすることを知っておいてください。
それを意識するだけでも、自ずと選ぶ服装は変わってくることでしょう。
女性はワンピースが最強!
それ以外なら、ジャケットとスカートまたは上品なパンツスタイルでもOKです。
そこに質の良いバッグと靴をそろえ、アクセサリーで調整しましょう。
最後に、メイクとヘアスタイルも忘れずに。
いつまでも女性として美しくあろうとする意識に、自然と相手からも敬意を払われ、大切に扱っていただけるものです。
また、もし高級なレストランに行くけれど、ドレスコードについて心配…という時には、心配せずに直接レストランに電話で聞いてみると良いでしょう。
「Is there a dress code for dinner(lunch)?」
お店の雰囲気を損なわない、適切な服装を気持ち良く教えてくれることでしょう。
服装の準備を整えて、安心しておいしいお料理を味わい、素敵な思い出を作ってくださいね!