
世界のオリーブオイル生産量No.1は、イタリア!
そのイタリアで最も美味しいエクストラバージンオイルに選ばれたものを、ランキングでご紹介します。
それぞれの特徴や、ぴったりの料理もまとめました。
日本ではなかなか手に入らない本物の味を、是非味わっていただきたいと思います。
イタリア旅行に行った際などにも、参考にしてくださいね!
オリーブオイルの分類と信頼できる表示
国際オリーブ協会(IOC)によって、オリーブオイルはその酸化のしにくさや製法により大きく3つの種類に分けられています。
- バージンオリーブオイル:化学的処理なしで、オリーブの果汁をろ過しただけのもの
- 精製オリーブオイル:化学的に還元して酸度を小さくしたもの
- オリーブオイル(ピュアオリーブオイル):バージンオリーブオイルと精製オリーブオイルを混ぜたもの
上記のうち、最も高品質なバージンオイルも4つに分類されますが、その中でも最も酸化しにくく高品質なものがエクストラバージンオリーブオイルなのです。
世界規格と日本規格の基準に差があるため、日本では世界よりも品質の低いものも「エクストラバージンオリーブオイル」として売られていることがあります。
それならば、イタリア産の品質の確かなものを買いたいですよね!
そんな時に指標となるのが、EU規格に適合した証明となるマークなのです。
ヨーロッパの厳格な検査に通った証明マークと保存容器を知っておきましょう。
- DOP(Denominazione di Origine Protetta):その町や村で摂れた作物を使い、全ての工程をその土地で行われたことを証明する最高ランクのマーク。
- IGP(Indicazione Geografica Protetta):DOPよりも制限が緩く、「他所で摂れた作物を使ってこの土地で製造した」など、1工程だけその土地で行えば与えられるマーク。それでもEUの厳しい規格に適合した信頼できる製品です。
- BIO:原料から肥料まで、人工的に手を加えず、自然のままに栽培し、加工したものの証明。年に2回の厳しい検査を通過したものに与えられる。
- 容器:できる限り酸化が進まないよう、プラスティックボトルよりもガラス瓶、透明よりも色付きの瓶に入ったものを選ぶと良いでしょう。
本物のオリーブオイルおすすめランキング10~6位
それでは、イタリアで厳正なる審査によって選ばれたエクストラバージンオリーブオイルをランキング形式でご紹介します。
ラベル内に書かれたものが製品名、後ろに書いてあるのがブランド名です。
10.Monocultivar Nocellara del BeliceTenuta Librandi Pasquale
Nocellaraという種類のオリーブのみで作られた、カラブリア州産のエクストラバージンオリーブオイル。
トマトとミント、バジルのノートが特徴です。
フルーティで優しい味わいなので、焼き魚や生野菜におすすめです。
9.Monocultivar CoratinaIntini
Coratinaという種類のオリーブのみで作られた、プーリア州アルベロベッロ産のエクストラバージンオリーブオイル。
フルーティな風味にアーモンドとアーティチョークを思わせるノートが特徴。
少し苦みがあり、長く味わいが残ります。
ミネストローネ、レンズマメのスープ、焼いた肉、焼いた魚の料理に合います。
8.MimìAzienda Agricola Donato Conserva
Ogliarola barese、Cima di Melfi、Coratinaというオリーブのブレンドで作られた、プーリア州産のエクストラバージンオリーブオイル。
草原やレタスを思わせるノートにアーモンドとアーティチョークの風味が特徴です。
少々苦みと辛味があります。
焼いた肉に最も合います。
7.Ruggente Chianti ClassicoCastel Ruggero Pellegrini
Frantoio、Moraiolo、Leccinoというオリーブのブレンドで作られた、トスカーナ州キャンティ地方産のエクストラバージンオリーブオイル。
爽やかな草原の香り、アーモンドとアーティチョークを思わせる風味が特徴です。
ほんの少しの辛味があります。
茹で魚、生野菜、茹で野菜、焼いた肉にも合います。
6.Olio Evo Monovarietale MoraioloLa Ranocchiaia
Moraioloという種類のオリーブのみで作られた、トスカーナ州キャンティ地方産のエクストラバージンオリーブオイル。
アーモンドの香りとフレッシュな味わい、ほんの少し感じる辛味が人気です。
焼き魚、茹で魚、煮込み肉、茹で野菜にぴったりです。
おすすめランキング5~1位
5.Don GioacchinoLeone Sabino
アーモンドとトマトの青々しい香りが特徴の、プーリア州産のエクストラバージンオリーブオイル。
少々苦みがあり、ビターアーモンドとチコリーの風味を感じさせます。
赤身の肉、レンズマメのスープ、サラダ、カブソースのパスタに合います。
4.Veneranda 19Tenuta Zuppini
フルーティで草原とアーティチョークを思わせる香り。
味は強く、少々の苦みと辛味を感じさせる、アブルッツォ州産のエクストラバージンオリーブオイル。
ステーキにかけたり、ブルスケッタにも良く合います。
3.Grand CruFonte di Foiano
MaurinoとFrantoio、Moraioloというオリーブをブレンドして作った、トスカーナ州産のエクストラバージンオリーブオイル。
グリーントマトの青々しいノートが特徴。
味は強めで少々苦みがあり、アーティチョークを思わせます。
牛肉のカルパッチョ、マグロステーキ、ブルスケッタ、レンズマメのスープに良く合います。
2.Monocultivar MaurinoAzienda Agricola Giacomo Grassi
Maurinoというオリーブのみで作られたトスカーナ州キャンティ地方産のエクストラバージンオリーブオイル。
ローズマリーとセージを思わせるハーバルノートが特徴。
特に女性が好む優しい味わいで、魚料理に合います。
1.SuperboAzienda Agricola Quattrociocchi
農薬を使っていないBioで、Moraioloというオリーブのみで作られた、ラツィオ州産エクストラバージンオリーブオイル。
フルーティな味わいで、レタスとアーティチョークを思わせるノートが特徴。
ミントとバジルの風味に少々辛みを感じさせます。
前菜に合い、ポルチーニ茸料理やブルスケッタ、タコのサラダなどにぴったりです。
焼いたステーキにこのオリーブオイルと塩、ブラックペッパーでいただくのも美味です。
皆様に、是非本場イタリアのおいしすぎるエクストラバージンオリーブオイルを味わっていただきたいと思います。
どうぞ楽しんでくださいね!