
世界三大ブルーチーズの一つ、ゴルゴンゾーラチーズ!
ピザやパスタ、リゾットにもとても合いますよね。
その独特な香りを生かした、イタリア人に人気NO.1の絶品おつまみとパスタのレシピをご紹介しましょう。
ぴったりのワインもご紹介しちゃいます♡
ゴルゴンゾーラチーズとは
世界三大ブルーチーズとは、イタリアのゴルゴンゾーラチーズ、フランスのロックフォールチーズ、イギリスのスティルトンチーズのこと!
ゴルゴンゾーラチーズは、北イタリアのゴルゴンゾーラ(Gorgonzola)という街に879年に誕生したと言われています。
アオカビがたくさん入ったこのチーズは、実は偶然に失敗作としてできたものなのです。
チーズ製造業を営んでいたピエールマルコ・ベルガモ(Piermarco Bergamo)は、自分の生産場でストゥラッキーノチーズという種類のチーズを作っていました。
ある日、ピーエルマルコは恋人と会う約束をしていたため、チーズの元となる凝乳をうっかり外に置きっぱなしにして出かけてしまいました。
翌日そのことに気付いたピエールマルコは、一晩放置した凝乳を捨てるにはもったいないからと、その凝乳と新しい凝乳とを混ぜ、いつも通りチーズにするために発酵させました。
しばらくして出来上がったチーズを見ると、今まで見たこともないような青いカビが生えているではありませんか!
失敗したか…と慌てたピエールマルコでしたが、試しに味見をしてみると、独特なおいしさがあったのです!
そこで、このチーズを「失敗したストゥラッキーノチーズ」と呼び、新製品として売り出したのです。
今までにないアオカビの生えたチーズは瞬く間に人気となりました。
今ではこのアオカビのチーズは「ゴルゴンゾーラのストラッキーノ」と呼ばれるようになりました。
こんな風に、この土地の気候や風土でしか育たないカビがあって始めて作られるチーズなのです。
他の土地で同じ方法で作ったとしても、風味が変わってしまうのが自然の不思議さ。
そのため、1996年にはゴルゴンゾーラチーズは統制原産地呼称(DOP)を取得し、ゴルゴンゾーラという場所で作ったもののみが「ゴルゴンゾーラチーズ」と名乗れることとなりました。
ぴったりなワイン
何といっても、ミディアムボディかフルボディの赤ワイン!
これが独特のゴルゴンゾーラチーズに負けず、より芳醇な香りとして相乗してくれます。
他にも、マルサラワイン、ポートワインなど、甘いデザートワインと合わせてもおいしいです。
ゴルゴンゾーラチーズにハチミツをかけて食べるのもとてもおいしいことを考えると、甘いワインと合わせるのもぴったりなのが頷けますね。
ゴルゴンゾーラチーズは2種類ある
- ゴルゴンゾーラ・ピッカンテ:アオカビが多く、ピリリと辛味がある(piccante 辛い)
- ゴルゴンゾーラ・ドルチェ:クリーミーでミルクの甘味が残っている(dolce 甘い)
あなたはどちらがお好みでしょうか?
簡単&本格的なおつまみレシピ
【スモークサーモンとゴルゴンゾーラのサンドイッチ】
ゴルゴンゾーラチーズの独特な香りをクリームチーズがまろやかにし、爽やかなズッキーニと合わせることでスモークサーモンとの相性抜群です!
歯ごたえのカリッと楽しいおつまみです。
こちらは白ワインにもあいますよ!
- サンドイッチ用の食パン 500g
- ゴルゴンゾーラチーズ 300g
- クリームチーズ(常温) 100g
- プレーンヨーグルト 35g
- スモークサーモン 400g
- ズッキーニ 2本
- パセリ 適量
- 塩 少々
- ボウルの中にサイコロ型に切ったゴルゴンゾーラチーズ、ヨーグルト、パセリ、塩、常温に出しておいたクリームチーズを入れ、ミキサーでクリーム状になるまで良く混ぜる
- 1を冷蔵庫に入れておく
- お好みでズッキーニの皮をむき、縦に2~3mmの薄さに切る
- オーブントースターを温め、食パンを両面こんがり焼く
- 焼いたパンの上に2を塗り、サーモンとズッキーニを乗せてパンを置き、更に2を塗ってサーモン、ズッキーニ、パンを置いてしっかり挟んだら出来上がり!
ゴルゴンゾーラパスタ(牛乳なし)のイタリアで人気1位のレシピ
【ゴルゴンゾーラチーズとクルミのバヴェッテ】
ここではちょっと平たいバヴェッテというパスタを使いましょう。
スパゲッティよりもソースを絡ませやすく、歯ごたえもプリッとしておすすめです。
ゴルゴンゾーラチーズの濃厚さと、クルミの香ばしさがぴったりですよ!
もちろん、バヴェッテのかわりに同量のスパゲッティを使ってもOKです。
- バヴェッテ 350g
- ゴルゴンゾーラチーズ 220g
- くるみ 40g
- オリーブオイル 大2
- 白ワイン 1/4カップ
- 玉ねぎ 1個
- にんにく 1かけ
- 塩 少々
- ブラックペッパー 少々
- フライパンの中にオリーブオイルを入れ、にんにくとみじん切りにした玉ねぎを入れて炒める
- 塩を一つまみふり、玉ねぎがきつね色になったらワインを入れてアルコールを飛ばす
- にんにくを取り出す
- サイコロ型に切ったゴルゴンゾーラチーズを入れ、フォークなどで押しつぶしながらクリーム状にする
- 鍋に湯を沸かし、スパゲッティをアルデンテになるまで茹でる
- スパゲッティの湯を切ってを4に入れ、弱火でソースと混ぜる
- クリームが固すぎるなら、スパゲッティのゆで汁を適宜加える
- ブラックペッパーをふる
- 皿に盛り付け、砕いたクルミをのふりかけて出来上がり!
そのまま食べるのはちょっと苦手…という方も、このようにお料理に使えばびっくりすぐほどおいしくなりますよ。
ぜひチャレンジしてみてくださいね!
まずは熟成の若いドルチェタイプからお料理に使ってみられると、食べやすくて良いのではないでしょうか♡
ゴルゴンゾーラチーズを電子レンジでチンして溶かし、ワインビネガーとブラックペッパーを合わせれば、野菜にぴったりのドレッシングが出来上がります。
使い道もたくさんあるゴルゴンゾーラチーズ、きっといつの間にかワインと合わせて癖になってしまうことでしょう。