
とうとうウルヴァリンの最後の物語です。
「LOGAN」はアメリカで2017年3月の公開を皮切りに、世界中で大ヒットとなっています。
なんと、公開3か月足らずで世界中で6億円以上もの収益を上げた、大ヒット作品なのです!
涙なしには観れない、これまでとは一線を画する作品だと高い評判を得ています。
ここでは日本公開日やキャスト、結末までのあらすじ、そしてこの作品に深みを与えた素晴らしい俳優についてもご紹介しましょう。
今作のみを観ても十分楽しめる作品ですので、どうぞご期待くださいね。
映画【ローガン】のキャストと公開日
A night out with my friends @RealHughJackman and Dafne at the premiere of #LOGAN in New York. Very excited for all of you to see this movie. pic.twitter.com/Gbap93FrR6
— Patrick Stewart (@SirPatStew) 2017年2月25日
アメリカン・コミック「X-MEN」のキャラクター「ウルヴァリン」を主人公とした映画シリーズ。
今回の【ローガン】は【ウルヴァリン:X-MEN ZERO】と【ウルヴァリン:SAMURAI】に続く第3作目です。
日本公開日は2017年6月1日(木)です!
それでは、キャストをご紹介しましょう。
- ローガン=ウルヴァリン:ヒュー・ジャックマン
- プロフェッサー・チャールズ・エグゼビア:パトリック・スチュワート
- ローラ・キニー:ダフネ・キーン
- キャリバン:スティーブン・マーチャント
- ドナルド・ピアース:ボイド・ホルブルック
- 監督脚本:ジェームズ・マンゴールド
主役のヒュー・ジャックマン演じるローガンは、骨格にアダマンチウムという世界で最も硬い金属を移植したミュータント。
超人的な治癒能力は、細胞を超スピードで再生させるため、普通の人間よりも歳をとるスピードが遅いのです。
彼の両手の甲から自在に出すことのできる鋭い3本の爪と、研ぎ澄まされた五感、そして長い間戦場に身を置いたからこその戦闘能力により、彼は世界最強の男でした。
パトリック・スチュワートは、ローガンが心から慕う師であるプロフェッサー・チャールズ・エグゼビアを演じます。
彼はプロフェッサーXと呼ばれ、強力なテレパシーを操るミュータント。
ダフネ・キーンは本作が出演2作目となる大物新人子役です。
ローガンの遺伝子から創られたクローンミュータントとして、同じく治癒能力と3本の爪を有しています。
本作の見どころは、ヒュー・ジャックマンもパトリック・スチュワートも、この作品がシリーズ最後の出演になると名言しているところです!
しかも、これまでのシリーズよりもずっと人間味溢れる作品となっているため、名残り惜しみながら観ていただきたいと思います。
結末までのあらすじ
※ここではネタバレがありますので、ご注意ください。
舞台は近未来、2029年。
世界最強を誇っていたミュータント、ローガンやプロフェッサーXは年老いていました。
彼らが危惧していたのは、この25年間、新しいミュータントが誕生していないことでした。
ローガンは歳をとり、ローガンは治癒能力が低下し、プロフェッサーXはテレパシー能力の制御ができなくなっていました。
なんと、プロフェッサーXはアルツハイマー病を患い、薬に頼る生活を送っていたのです。
彼らはこの世界からミュータントが絶滅する危機になることを、憂いていたのです。
そんな時にローガンが出会ったのが、ローラという11歳の少女でした。
彼女をエデンと呼ばれる場所まで送り届けて欲しいと依頼を受けたのです。
プロフェッサーXはローラを見て、優しい目をして「待っていたよ」と言いました。
何と、ローラはローガンの遺伝子で創られたクローンミュータントだったのです!
ローラは「リーヴァーズ」という悪の組織に追われおり、子供ながらにローガンと同じく3本の爪と身体能力を持ち、彼らと戦ってきました。
ローガンたちはローラを守り抜き、ミュータントの未来を守るため、悪の組織と戦うことになります。
不老不死を誇っていたローガンでしたが、普通の人間よりも老化が遅いだけ。
ゆっくりではあっても歳をとり、能力も衰えます。
そして治癒力の弱まった彼は、致命傷を負えば回復は不可能となっていました。
そんな彼らの元に送り込まれた刺客は、X-24…若い頃のローガンにそっくりなクローンだったのです!
この時の戦いで、ローガンは大きなダメージを受け、そしてプロフェッサーXは命を落としてしまいました。
師と慕っていた強く賢く、愛に満ちたプロフェッサーXを失ったローガンは、酷く悲しみ、静かに湖のほとりに埋葬しました。
その後、ローガンは一人でローラをエデンへ連れて行こうとしますが、悪の組織やx-24に再び襲われます。
ローラを襲おうとしたx-24と激しい戦いを繰り広げていた際、ローガンは太い木の枝に突き刺さり、身動きが取れなくなってしまいます。
とどめを刺そうと迫るx-24でしたが、ローラに銃で急所を撃ち抜かれ、倒れました。
しかし、身体に大きな致命傷を負ったローガンは、ローラの腕の中で静かに息を引き取ります。
ローラは湖のほとりにローガンを埋葬し、木の枝で十字架を作りました。
エデンへ向かおうとしたローラは振り返り、十字架をXに直し、墓を後にします。
おしまい。
涙を誘う注目の俳優とは
@matheusesouza E o Sir Patrick Stewart é fanático pelo Huddersfield Town (deve estar doidão com a possibilidade do acesso a PL) pic.twitter.com/37lUOA96Gt
— Bruno (@westerismo) 2017年5月4日
今作で素晴らしい熱演を見せてくれた俳優の一人として、大きな賞賛を集めているのが、プロフェッサーXを演じたパトリック・スチュワートです。
イギリス生まれで、父親はイギリス陸軍の士官であり、自身も2010年にナイトの位を叙任されました。
イギリスの名門シェイクスピア劇団「ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー」で実力を磨き、主演俳優を歴史んしてきた実力派俳優です。
声優としても活躍し、更にイングランド北部のハダースフィールド大学やオックスフォード大学の客員教授として招かれるなど、マルチに活躍しているのです。
出演作品は多数ありますが、1993年以降の主なものをご紹介しましょう。
- 1993年:ロビン・フッド/キング・オブ・タイツ(リチャード王役)
- 1994~1998年:スタートレックシリーズ(ジャン・リュック・ピカード艦長役)
- 2000年~:X-MENシリーズ(プロフェッサーX役)
- 2003年:冬のライオン(ヘンリー2世役)
- 2005年:ジェラルド・バトラー in THE GAME OF LIVES(デント・マックスキミング役)
- 2005年:チキン・リトル(ウォーレンズワース先生役)
- 2009~2013年:ウルヴァリンシリーズ(プロフェッサーX役)
- 2015年:グリーンルーム(ダーシー)
作中では、ミュータントの未来を託すローラを愛おしそうに、眩しそうに見つめるプロフェッサーXの眼差しがとても印象的です。
病と闘いながらも、ローガンを励まし、ローラを守ります。
ローガンを息子のように愛する表情や、命を落とす最後の時の熱演は、涙なしには観られません。
皆さん、ぜひハンカチを忘れずにお持ちくださいね!
ミュータントたちのヒューマンドラマを垣間見ることのできる本作。
ラストはきっとこれで良かったんだ…そう思える、名作です。