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こと座流星群の方角と東京・関東のピーク時間は?1番良く見える場所とギリシャ神話を紹介。

約 1 分
こと座流星群の方角と東京・関東のピーク時間は?1番良く見える場所とギリシャ神話を紹介。

春の夜空に降り注ぐ【こと座流星群】は、世界で最も古くから知られている流星群です。

その美しさは、ギリシャ神話の哀しい愛の物語と共に語り継がれてきたことをご存知でしょうか。

しかも、その物語は日本に伝わる神話にも共通するものなのです。

ここではオルフェウスの竪琴という神話物語と、今年のこと座流星群が1番良く見える方角やピーク時間、そして東京~関東圏で天体観測に適したお勧めの場所をご紹介します。


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こと座~ギリシャ神話の悲恋物語

オルフェウスの竪琴

紀元前1200年頃には既に天体に上がっていたこと座。

その左肩に位置する最も光り輝く星は「ベガ」と呼ばれ、天体の中でも5番目に明るい一等星なのです。

日本ではおりひめ星として知られていますね。

こと座流星群の始点がベガ付近であることから、この名前が付きました。

ギリシャ神話では、こと座の「琴」は、オルフェウスの竪琴が天に上がったものと伝えられています。

そのあらすじをご紹介しましょう。

ある日情報伝達と音楽の神であるヘルメスは、亀の甲に7本の弦(羊の腸で作った)を張って竪琴を作り、奏でていました。

その後、ヘルメスが起こしてしまった悪戯で太陽と音楽の神であるアポロンを怒らせてしまったため、ヘルメスはこの竪琴をアポロンに贈りました。

アポロンは大変喜び、それを自分の子供たちの中で最も音楽の才能のあった美しいオルフェウスに譲りました。

そうしてオルフェウスはギリシャで最も素晴らしい竪琴奏者となったのです。

オルフェウスの奏でる竪琴の音色は大変美しく、その音色を聴いたものは全て静まり返り、森も動物もうっとりと聴き入るほどでした。

やがてオルフェウスは美しい木の妖精(ニンフ)エウリディケを妻とし、幸せな日々を過ごします。

しかしある日、エウリディケが川岸で遊んでいると、羊飼いのアリスタイオスが彼女の可憐な美しさに惹かれて追いかけてきました。

驚いて逃げたエウリディケは、誤って草の中の毒ヘビを踏みつけ、足を噛まれて命を落としてしまったのです。

最愛の妻を亡くしたオルフェウスは嘆き悲しみ、どうしても諦めきれないと、冥界へ彼女を連れ戻しに行くことを決意します。

タイナロスの岬近くにある洞窟から、深くて暗い冥界へと進んで行ったのです。

何日にも渡って歩き続けた後、目の前に横たわる黒い三途の川が現われました。

冥界への渡し船の守番であるカロンは、オルフェウスの前に立ちはだかり「生きている者を通すわけにはいかない」と言いました。

しかしどうしても引き返せないオルフェウスは、竪琴を奏で歌い始めました。

その美しい音色に心を動かされたカロンは、オルフェウスを船に乗せ、対岸まで渡してやりました。

次に現われたのは冥界の門番である、恐ろしい三つの頭を持つ獣「ケルベロス」でした。

身の毛もよだるほどの恐ろしいうなり声をあげるケルベロスに、オルフェウスは再び竪琴を奏でて歌い始めます。

すると、狂ったように吠えていたケルベロスは大人しくなり、尻尾を垂れ、オルフェウスを通してくれたのでした。

オルフェウスは妻に会いたい一心でどんどん闇の中を突き進み、とうとう冥界の王ハデスの前へと進み出ました。

そして必死に「妻をもう一度生き返らせてください」と懇願したのです。

しかしハデスは首を縦に振りません。

オルフェウスは祈るような気持ちで、竪琴をかき鳴らし、歌いました。

するとその音色とオルフェウスの想いに心を動かされたハデスの妃ペルセフォネは、ハデスにエウリディケを地上に返してやるよう頼みました。

ハデスは愛する妻からの頼みをしぶしぶ受け入れ、オルフェウスに一つ条件を出しました。

「エウリディケをもう一度だけ、地上に返してやろう。但し、地上に出るまでは決して振り向いてはいけない。」

オルフェウスは涙を流して喜び、愛する妻の足音を後ろに感じながら、地上へと急ぎました。

何日も何日もかけ、やっとのことで地上の光が見えてきて、もう少しで外へ出られる…もう一度愛する妻と共に暮らせるんだ…!!

その喜びに堪え切れず、ついオルフェウスは妻の方を振り返ってしまったのです。

その瞬間、エウリディケは彼の名を一度叫んだきり、深い闇に吸い込まれるようにして、ものすごい勢いで冥界へと連れ戻されてしまったのです…!

オルフェウスは泣き叫び引き返そうとしましたが、いくら竪琴を奏でても、もう二度と冥界への洞窟の口が開くことはありませんでした。

絶望したオルフェウスはあらゆる女性を近付けず、ただ妻を想って竪琴をかき鳴らし、故郷の野山を歩き回りました。

その頃、ギリシャにはブドウ酒と酩酊の神デュオニュソスが現われ、人々をブドウ酒に酔わせて自分の神性を認めさせようと活動していました。

特に狂信的な女性信者を獲得し、その力を広げようとしていたのです。

オルフェウスはそれに興味を示さず、自分に竪琴を授けてくれた父アポロンのみを信ずると断り続けていました。

デュオニュソスはそれを面白く思わず、デュオニュソス祭の日、泥酔した女性信者たちに「オルフェウスは我々をバカにしている」と吹聴して襲わせ、彼を八つ裂きにさせてしまいました。

そしてオルフェウスの首と竪琴はヘブルス川へ投げ捨てられ、川下へと流れていきました。

残った体は、音楽の女神ムサイたちが哀れみ、リベトラの森に埋めました。

それ以来、リベトラの森には夜に美しく鳴く夜うぐいすの声が響き渡っていたということです。

竪琴とオルフェウスの首は川を下って海へ出て、レスボス島へ流れ着き、落ち葉に埋もれて葬られました。

これを見たゼウスはオルフェウスを哀れに思い、竪琴を空に上げ、こと座としました。

静かな夜には、今も悲しくも美しい調べを響かせることがある…そう言い伝えられています。

おしまい。

皆さん、この物語をお読みになって、日本の神話にも似たような話があったと思われませんか?

そう、「イザナミとイザナギ」ですね。

ギリシャと日本の悠久の繋がりを思わされる、神秘を感じませんか?


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2017年のこと座流星群の見える方角とピーク時間

4月に見られることから、正式名称を「4月こと座流星群」とされています。

いつ頃観測されるか、見てみましょう。

2017年のこと座流星群観測

今年の日本では、月齢は26日で、日本での夜間にピークとなるため、観測条件は良好と言えます。

23日の未明には、目視でも注目してみてください。

但し、月明かりが視界に入らないよう注意しましょう。

  • 観測期間:4月6日~25日
  • 方角:東の空
  • ピーク時間:4月22日21時頃~23日明け方頃
  • 極大出現数(ZHR):18
  • 光度比:2.1
  • 対地速度:49km/s

東京・関東で流星群が1番良く見える場所

夜空の天の川

目視でも確認できる可能性の高い流星群ですが、やはり電気の煌々とついた街中では見えにくいものです。

そこで、東京近郊(関東圏内)で天体観測をするにふさわしい、おすすめの場所をご紹介します!

都内からも足を運べるので、是非お出かけください。

夢の島公園東京都

東京都立のスポーツ公園として親しまれている「夢の島公園」は、アクセスの良い新木場にあります。

都心からすぐ近くなのに、こんなにも夜空が美しく見えるスポットがあるなんて…と、きっと感動されると思いますよ!

奥多摩湖ダムサイドパーキング東京都

野生の鹿に会える、自然そのままの山が残る奥多摩

ここは本当に東京なのだろうかと思うほど、満点の星空が望めます。

テントや食べ物などを積んで車で来れるのも、魅力の一つですね。

湘南国際村神奈川県

360度の夜空を望める、一押しスポットです。

遮るものは何もなく、圧巻の一言。

流星群を満喫できることでしょう。

堂平山天文台埼玉県

こちらも山頂から360度を望めるパノラマです。

まるでプラネタリウムかのような夜空が楽しめます。

東浪見海岸千葉県

九十九里浜に面した高台からは、美しい夜空が見られます。

波の音を聞きながら天体観測なんていかがでしょうか。

4月のピーク頃、空が晴れていると良いですね!

是非、流星群のシャワーを目にしてくださいね。


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