
この夏、魔女が再び帰ってくる…!
スタジオジブリ出身のメンバーによる、懐かしい小さな魔女の勇気を描く、感動の作品【メアリと魔女の花】が上映されます!
可愛らしい少女の物語のあらすじや公開日、そしてイギリスの原作本のあらすじ(ネタバレあり)をご紹介します!
映画【メアリと魔法の花】の解説と原作あらすじ(ネタバレあり)
この映画のキャッチコピーは「魔女、ふたたび」です。
スタジオジブリのプロデューサーだった西村義明氏が設立したスタジオポノック製作。
更にスタジオジブリ出身の米林宏昌監督が、小さな魔女の冒険をジブリタッチで描く心温まる作品。
同監督の手掛けた「借りぐらしのアリエッティ」や「思い出のマーニー」も、どこかノスタルジックで美しい描写がとても心に残る作品でしたね。
スタジオポノックの第一号の長編作品である「メアリと魔女の花」、楽しみですね!
では、原作のあらすじを見てみましょう!
小さな田舎町に引越してきた少女メアリ・スミスは、自分に自信のない11歳の女の子。
科学者である父の仕事の関係で両親がアメリカへ行くことになり、メアリは夏休みの間、一人でシュロプシャー州の大おばさまの住む赤い館にお世話になることになったのです。
ひっそりとしたこの町には友達もおらず、メアリは塞いでいました。
そんな時、森で黒猫のティブを追いかけているうちに、美しく輝く小さな紫色の花を見つけたのです。
金色のめしべと、銀色の輝きを放つその花に、メアリは強く惹き付けられました。
ゼベディじいさんによると、それは7年に1度しか咲かない「夜間飛行」と呼ばれる花で、魔法の力を持つというのです。
メアリが物置でみつけた小さなほうきに、その花の花粉を落としたその時。
ほうきは飛び立ち、あっという間にメアリとティブを乗せて魔法学校「エンドア大学」に連れて行ってしまったのです!
メアリは雲海に浮かぶ魔法世界最高の魔法学校に入学することになりましたが、なんとこの学校、魔法のために恐ろしい動物実験が行われていたのです…!
しかも、動物の中でも黒猫は特に強い魔力を持っており、魔法学校にとっては貴重な生物。
そう、魔法学校の校長は、ティブ欲しさにメアリを大学に入学させたのです。
ティブは動物実験として連れて行かれてしまいます。
校長先生の魔法で透明にされてしまったティブを救うため、メアリは魔法を解く呪文を手に入れます。
そしてティブと一緒に檻に入れられていた全ての動物たちを救い、この世界から逃げようとします。
しかしちょっとしたトラブルから、こともあろうか敵である魔法学校の教授の家へ連れて行かれてしまいます。
そこで出会った、同じく自分の猫を探しているというピーターという男の子。
なんと彼の猫ギブは、ティブのお兄さん猫だというのです!
そう、ティブは最初からメアリにギブを救ってほしくて、メアリを「夜間飛行」の花へと導いたのでした。
メアリとピーターは無事にギブを見つけ出し、逃げようとするものの、彼らを追っている教授と校長はもうすぐそこまで来ています。
そしてこともあろうか、メアリが魔法の花「夜間飛行」に授けられた一夜限りの魔法が、解けてしまったのです。
絶体絶命…!!
そう思った時、メアリたちを救ってくれたのは、メアリがティブと一緒に助け出した動物たちだったのです。
動物たちのおかげでメアリとピーターは元の世界に戻ることができ、ひとりぼっちだったメアリは2匹の猫やピーターと一緒に楽しい毎日を送ることができました。
おしまい。
魔法を使う少女と黒猫の冒険…なんだか魔女の宅急便を彷彿とさせる物語ですね!
公開日と登場人物・声優
#メアリと魔女の花
#いいねした人全員フォローする
#RTしてくれた人全員フォローする
キャッチコピーは「魔女、ふたたび。」、「この夏、メアリは出会う。驚きと歓び。過ちと運命。そして、小さな勇気に――。」。ウィキペディア pic.twitter.com/gDECdunOVn— メアリと魔女の花。お勧め画像集 (@7l5g9DzwGCPfK0r) 2017年4月19日
さぁ、とても楽しみなのが公開日です!
公開日2017年7月8日(土)
また、物語に入り込むのに大切なキャスト(声優)もご紹介しましょう。
- メアリ:杉咲花(主人公の普通の11歳の少女)
- ピーター:神木龍之介(メアリのついた嘘により、大事件に巻き込まれてしまう12歳の少年)
- シャーロット:大竹しのぶ(メアリの大叔母で、赤い館の主人)
- ゼベディ:遠藤憲一(赤い館の庭師)
- バンクス:渡辺えり(赤い館の家政婦)
- マダム・マンブルチューク:天海祐希(エンドア大学の校長)
- ドクター・デイ:小日向文世(エンドア大学の科学者)
- 赤毛の魔女:満島ひかり(魔法の国から夜間飛行を盗み出した魔女)
- フラナガン:佐藤二朗(エンドア大学のほうき小屋係)
- ティブ:赤い館村に住む黒猫。ギブの弟。
- ギブ:赤い館に住むグレーの猫。ティブの兄。
原作本「小さな魔法のほうき(The Little Broomstick)」とは
【メアリと魔法の花】の原作本は、1971年にイギリスで出版された「The Little Broomstick」という児童文学書です。
著者はメアリー・スチュアート(Mary Stewart)氏。
この本は1975年にあかね書房より日本語訳された「小さな魔法のほうき」が出版されています。
※現在、あかね書房出版のものは絶版となり、2006年に復刻ドット・コムから復刊されています。
原作は、イギリスの子供たちは必ずと言って良いほど読まれています。
つまり、ハリー・ポッターシリーズの作者であるJ・Kローリング氏も、この本を読んで育った可能性が大いにあります。
魔法学校に黒猫、古い館、空飛ぶほうき、気味の悪い魔術をかける授業…など、メアリー・スチュアート氏の世界観がハリー・ポッターにも息づいていることが感じられますね!
【メアリと魔法の花】は、ジブリの世界を引き継ぎつつ、21世紀の【魔女の宅急便】を子供たちに贈りたい…とんな願いから生まれたと言います。
2014年にスタジオジブリのアニメーション部門が解体された時には、日本中がショックを受けましたが、こうしてまたジブリの魔女っ子の世界を楽しむことができるということは嬉しいですね。
筆者としては、いたいけな少女が勇気を奮って自分の壁を乗り越え、周りを助けるというストーリーに感涙です。
今回もどんな美しい世界が映し出されるか、そして声優たちによる原作を超える演出も、とても楽しみですね!