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ミモザの日と花言葉!イタリアの「国際女性デー」の歴史と過ごし方とは。

約 1 分
ミモザの日と花言葉!イタリアの「国際女性デー」の歴史と過ごし方とは。

世界で3月8日国際女性デーとされ、女性の自由と平等を掲げる日として祝われています。

この日イタリアでは、男性から女性にミモザを贈る文化があるのです。

女性をリスペクトし、大切にする文化があるのは素晴らしいことですよね。

どのような歴史からきているのか、見て見ましょう。

ミモザの花言葉も、ぴったりなのですよ!


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国際女性デーとは?

サンクトペテルブルク

1904年、ニューヨークで女性労働者が女性の参政権を要求してデモを起こしました。

噂によると1908年3月、ニューヨークの「コットン」という繊維工場で働く女性たちが、労働条件の劣悪さから社長に対してデモを起こすという騒ぎが起こったという話があります。

女性労働者たちが仕事をボイコットし、工場の生産がストップしてしまったのです。

すると誰かが女性従業員たちが工場の中にいる間に、全ての出入り口を封鎖し、その直後に工場で大火災が起こり…

鍵をかけられた女性従業員たち126人は外に逃げられず、多くの命を落としてしまったということです。

そんな逸話が国際女性デーの起こりとして言い伝えられていますが、実際に調べた研究者たちによると、火災が記録として残っていないことがわかっています。

実際にあった火災は1911年3月25日のシャツ工場の大火災でした。

ここでは女性従業員だけではなく、男性従業員も多数事故に巻き込まれてしまいました。

この大火災が、後に3月8日にすり替わり、言い伝えられてきたと言われています。

そんな世界の女性平等を謳う流れの中、1909年にアメリカの社会党より「女性の労働への感謝を表し、地位を向上するべき」との提案がありました。

翌年の1910年、コペンハーゲンでの国際社会主義者会議の中で「女性の政治的自由と平等のためにたたかう」記念の日を作ろうと提唱されました。

これに多くの国々が賛同し、各国が独自の女性のための日を設け、お祝いをすることになったのです。

しかし1917年の3月8日、サンクトペテルブルクの女性が当時のロシア皇帝に対してデモを起こし、二月革命に発展します。

そして遂には、ロシア帝国を倒すに至ったのです

この大きな革命に大きな力を捧げた女性たちを讃え、1921年には国際女性デーを3月8日に世界統一したのです。

1975年には国連でも認証された記念日となりました。(残念ながら日本では浸透していませんが…)

世界ではこの日、男性から日頃の感謝を込めて女性に花束を贈ります

恋人以外にも、母親や職場の同僚たちにも贈るのです。

街中のお花屋さんには男性たちで賑わい、あちこちで花束を抱えた男性が嬉しそうに家路に向かう、とても素敵な日なのです。

イタリアの「ミモザの日」と過ごし方

自生するミモザと、ミモザのケーキ

さて、イタリア以外の国では「国際女性デー」に男性から女性に花束を贈る時、特に花の種類は決まっていません。

けれどもイタリアのFesta della Donna(女性の日)と名付けられたこの日には、特別にミモザを贈ることが決まっています。

なぜミモザの花とされたのでしょうか。

これは第二次世界大戦が終わった後の1946年に、イタリアの女性連合が提唱したことに始まります。

終戦後の初めての女性の日にふさわしい花は何かと考えたところ、最初は女性に贈るためにはスミレがふさわしいとされました。

しかしスミレは、当時から高価な花でした。

そこで、この時期にイタリアに自生する身近な花であるミモザならば、貧富の差に関係なくどんな人でも感謝の気持ちを表わすことができるということで、ミモザを贈ることに決めたのです。

慈悲深いカトリックの国ならではですね。

ミモザを贈られた女性は喜び、髪や胸元に飾ったり、自宅に飾ります。

小さな男の子だって、大好きなお母さんにミモザの花を贈るのです!

幸せの黄色い花が、周囲をも明るくしてくれますね。

また、この日は祝日ではないものの(ロシア近郊国では祝日)、女性たちは家事や育児から離れ、女性同士で食事会をしたり出かけたり…と、自由に過ごします。

イタリアでは夫婦やカップル揃って出かけるのがスタンダード。

イタリアで女子会はそんなに多くないのです。

夜遅くまで女性だけのパーティをしたり、飲みに行ったり…中には、なんと男性のストリップを見に行く人も!

それもまた、ご愛敬ですね(笑)

ちなみにイタリアでは、「Torta Mimosa(ミモザケーキ)」という名のケーキがあります。

ケーキの表面は本当にミモザの花のよう。

ミモザ花のように見えるものは、細かくちぎったスポンジです。

この綺麗なケーキは、「ミモザの日」に最も贈られるケーキですが、お誕生日などのお祝にも用いられます。

もう一つ、「ミモザ」というカクテルがありますね。

こちらはシャンパンをベースとしてオレンジジュースを加えた、黄色の美しい世界で愛されるカクテルです。

アルコール度数も6~8度ですので、女性も安心していただけますね!


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ミモザの花言葉

ミモザ

ミモザはマメ科・アカシア属の植物で、3~4月に黄色い玉状の花を咲かせます。

原産地はオーストラリアで、オーストラリアの国花ともなっています。

それが19世紀にヨーロッパに伝わり、広がっていきました。

日本に入ってきたのは明治時代です。

ミモザの花言葉「友情」「思いやり」「力」「女性らしさ」

ミモザにまつわる物語を二つご紹介しましょう。

ギリシャ神話―ミモザ―

ある時、羊飼いが森の中で世にも可憐で美しいニンフに恋をしてしまいます。

羊飼いは何とか彼女に近付きたく、後を追いかけます。

ニンフは嫌がって逃げますが、羊飼いはどこまでも付いてきます。

とうとうニンフは結婚の祝福の神「ヒュメナイオス」に、「どうか羊飼いに見つからないよう花に姿を変えてください!」と頼んだのです。

そうしてニンフは、小さく可憐に咲くミモザに姿を変えられ、羊飼いから逃げおおせたのでした。

追手から逃れるために自らの姿を植物に変える物語は、ギリシャ神話にはいくつか出てきますね。

特に有名で美しい彫刻として残されているものは、儚く美しいこちらのギリシャ神話です。

さて、もう一つの物語は、実際の歴史からの物語です。

ネイティブアメリカンの愛の告白

古来より、ネイティブアメリカンの習慣として、男性は愛の告白として女性にミモザを贈っていました。

女性が無言でミモザを受け取ると、男性の想いを受け入れたという意味を表わした、ということです。

奥ゆかしいそのやりとりが、ミモザの小さな花々がそっと咲くようなイメージにぴったりですね。

それが国を超え、イタリアでも男性から女性へ感謝を表わす手段として残っていることは素敵なことです。

もしかしたらミモザを贈ることを提唱した人たちは、ネイティブアメリカンの古い習慣についてご存知だったのかもしれませんね。

日本のお花屋さんでも、3月頃にミモザを見かけることが多くなりました。

是非、日頃の感謝を込めて、親しい方にミモザをお贈りになってみてはいかがでしょうか。

女性はお花を贈られると、とても嬉しいものですよ。


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