
アメリカのDCコミックで大人気を誇る、最強の女戦士である「ワンダーウーマン」が、実写化されました!
ダイアナを演じるのはエキゾチックな雰囲気と強い瞳が印象的な、イスラエルのスーパーモデル「ガル・ガドット」です。
世界でものすごい反響を得ている映画「ワンダーウーマン」の評価を、ご紹介しましょう!
そして実は、ワンダーウーマンはギリシャ神話をもとに生まれたということをご存知でしょうか。
ちょっぴり怖くて強い女戦士たちの民族をご紹介します。
まずは、今回の映画「ワンダーウーマン」のあらすじを簡単にまとめましたので、どうぞ!
ワンダーウーマンのあらすじ
時は人類の歴史を遡り、神々が世界を支配する時代。
神々の王ゼウスは人間を創り、人間による平和な世の中を願い、見守ります。
しかしゼウスの息子である戦争の神アレスは、神のような姿形をし、平和に暮らす人間に嫉妬します。
そして、人間達がお互いに憎み合うように仕向け、世界は争いが蔓延してしまうのです。
そこでゼウスは、粘度で人型を創り、そこに命を吹き込み、女性を創り出しました。
愛によって平和な世界を創ろうと考えたのです。
しかしアレスの勢いは止まりません。
アレスは自分を邪魔する神々を抹殺し、ついには父であるゼウスをも手にかけようとしたのです。
ゼウスは最後の力を振り絞り、アレスを一時的に封印しました。
そして争いをおさめるよう創られた女性たちは、争いに満ちたこの世界から身を隠すため、ゼウスの用意したパラダイス島に移り住みます。
そしていつか復活するアレスの来襲に備え、「ゴッドキラー」という神を倒すことのできる剣を守り続けたのでした。
何十世紀もの時が経ち、時は第一次世界大戦が勃発していました。
そんな世界とは隔離されたパラダイス島は、ヒッポリタ女王が統治していました。
その娘として生まれたダイアナは、いつか来たるアレスの襲撃に備え、厳しい訓練を重ねていました。
ある日、パラダイス島に不時着したのが、アメリカ陸軍航空部の隊長スティーブ・トレバーでした。
ダイアナは男性を見るのも初めてでしたが、彼の誠実な人柄に、この島の外で起きている戦争の事実を信じます。
そしてその黒幕はアレスだと信じ込んだのです。
目下の危険は、ドイツ軍が無差別殺戮を行うための毒ガス兵器を開発しているという脅威でした。
ダイアナはドイツ軍の指導者であるルーデンドルフ大佐がアレスだと思い、彼を倒せば戦いが終わると考え、戦争の最前線であるノーマンズランドへ向かいます。
しかしルーデンドルフ大佐を倒しても戦争は終わりません。
混乱するダイアナの前に、高笑いするかのように現れたスティーブの上司であるパトリック・モーガン卿は、「人間とは救うに値しない存在だ。彼らは心に闇を持ち、自ら争いたがるのだ」と言います。
なんと、アレスはパトリック・モーガン卿だったのです。
味方だと思っていた人物が、実は黒幕だったのです!
ダイアナはやっと姿を見せた卑怯なアレスに怒り、戦います。
その間に、ドイツ軍は毒ガスの新兵器を飛行機に乗せ、無差別殺人の計画を実行してしまいました。
スティーブはダイアナに愛を告げ、自分の命を犠牲にして飛行機をくい止め、人々を救ったのです。
スティーブの正義と愛の力をパワーとし、ダイアナはアレスを倒しました。
そして、人間が愚かで救いようのない存在だとは思わない、とダイアナは信じ、この世界で人々を愛で救い続けることを決意したのでした。
続く。
映画の評価
世界で公開されてからというもの、そのオープニング成績はぶっちぎりのNo.1!!
「パイレーツ・オブ・カリビアン(最後の海賊)」をも越え、1億ドルを難なく突破した「ワンダーウーマン」の快進撃!
気になる世界での評価をまとめました!
- 2017年8月1日のデータによると、なんと興行収入は874億円程!制作費は165億円なので、大成功と言えます。
- Rotten Tomatoesによると、映画評論家たちの92%と、視聴者の90%が良い評価をしています。
- メインキャラクターが女性であることが珍しくて良い!だって女性が男性を守るのだから。
- フェミニストにとって最高の映画です!
- ガル・ガドットの戦闘シーンが美しくてシビれる!
- 現代社会とギリシャ神話が融合しているのが面白い。
- 争う人間の醜さに絶望して背を向けるのか、それとも愛を信じて守るのか…究極の選択について考えさせられた。
- 戦う強い女性がカッコいい!現代女性の心を奮い立たせてくれる映画でした。
- 女性の強さと男性の強さの違いを見せつけられた。
- ガル・ガドットのアクションシーンはまるで舞っているようで、何度でも観たくなる。
最強のプリンセスはギリシャ神話の美しき戦闘民族だった!
ダイアナは女性だけが住む島に生まれた、誇り高い戦闘民族でしたね。
実は、この物語はギリシャ神話をもとにしたものだったのです。
しかも、ギリシャ神話に出てくる女性ばかりの狩猟民族は、実際に存在した部族をモデルにしています。
では詳しく紐解いていきましょう。
ギリシャ神話で数々の戦いに登場する、女性だけの部族は「アマゾネス(アマゾーン)」と呼ばれています。
アマゾネスは女性ばかりで構成され、馬を飼いならし、弓や槍、斧での戦闘を得意とする、狩猟民族でした。
半月型の盾で武装し、ギリシャ北方の未開の地、黒海沿岸に住んでいたとされています。
実際にこの辺りに住んでいた女性だけの部族を、ギリシャ人が誇張して神話に残したとされています。
黒海はかつて「アマゾーン海」と呼ばれており、今でも「アマゾネス(アマゾーン)」は強い女性を意味する言葉として使われます。
※南アメリカのアマゾン川も、その地域に女性による部族が存在したことから名づけられたとも言われています。
女性のみで構成されたアマゾネスたちは戦闘能力が高く、何よりも民族を守るために戦うことを第一としたため、弓など武器を使う時に邪魔になる右の乳房を切り落とした者もいたそうです。
別の民族の男性を父として生まれた女児のみを後継者として育て、男児は父親に引き渡すか、奴隷にしたり殺してしまったりしていたそうです。
その徹底した生き方に、ちょっと恐ろしくもなりますね。
しかしそうでもしなければ、女性だけの部族に愚かしい反乱を起こさず、統制を保つことはできなかったのでしょう。
自分たちの民族を守り、平和を築くという大きな目的のために女性のみで生き続けたアマゾネスが、ワンダーウーマンのモデルとなったのですね。
痛快なこの映画を、どうぞお見逃しなく!
続編の物語の制作準備も進んでいますので、楽しみですね♡