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眠れる森の美女(バレエ)のあらすじを解説。ディズニー映画の城のモデルはフランスにあった!

約 1 分
眠れる森の美女(バレエ)のあらすじを解説。ディズニー映画の城のモデルはフランスにあった!

魔法で長い眠りについた美しいオーロラ姫は、王子様のキスで目を覚ます…。

ロマンティックなディズニー映画眠れる森の美女】は、世界中で愛されていますね。

ディズニー映画はご覧になったことがあっても、バレエ【眠れる森の美女】のあらすじはご存知でしょうか。

チャイコフスキーの三大バレエと言われる名作です。

また、ディズニーで描かれたオーロラ姫の眠るお城は、モデルとなった実際のお城があるのです!

更にそこでは、ロマンティックな女の子たちにはたまらない、秘密があるのです♡

これを知れば、もっと【眠れる森の美女】を好きになること間違いなしですよ♡


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眠れる森の美女とは

オーロラ姫

この物語はディズニー映画よりもずっと昔から、ヨーロッパで古くから語り継がれていた民話です。

そのため、様々な書物にあらすじやタイトルが少しずつ違う物語が、いくつか残されています。

その書物は以下のものです。

  • 1634年(イタリア) ジャンバティスタ・バジーレ著 ペンタメローネ(五日物語):「太陽と月とターリア」(類話)
  • 1691年(フランス) シャルル・ペロー著 ペロー童話集:「眠れる森の美女」
  • 1812年(ドイツ) グリム兄弟著 グリム童話集:「茨姫」

このうち、フランスの詩人シャルル・ペローのおとぎ話である「眠れる森の美女(La Bella au bois dormant)」を基にして、有名なバレエ作品が生まれたのです。

バレエ【眠れる森の美女】のあらすじ

バレエ「眠れる森の美女」

ロシアのサンクトペテルブルクにある帝室劇場で、シャルル・ペローの「眠れる森の美女」をもとにしたバレエを上演したい…。

そう考えたのは、1885年、帝室劇場の総裁をしていたイワン・フセヴォロシスキーです。

彼は、ペローの物語に自ら手を加えた台本と共に、ロシアの有名な音楽家ピョートル・チャイコフスキーに手紙を送り、バレエの音楽を依頼しました。

当時チャイコフスキーは、バレエ音楽としては「白鳥の湖」を作曲した経験がありました。

チャイコフスキーの三大バレエ音楽

「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」の三つは、今でも世界中で愛されています。

しかしイワンの台本に感激したチャイコフスキーは、物語を最高に生かす音楽を作ることを快諾したのでした。

振付は、ロシア帝室バレエの振付・演出家であったマリウス・プティバ。

チャイコフスキーとプティパの力作は全曲を通すと3時間にもなり、現在は縮小版が上演されることが多いのですが、それでも2時間を超える大作となっています。

時代や監督によって妖精の名前、演出が変わっていますが、ここでは原作に忠実なあらすじをご紹介しましょう。

プロローグ

フロレスタン14世に王女が誕生すると知らせを受け、6人の妖精たちが洗礼式に招待されました。

Candide (素直の精)、Fleur de farine (小麦粉の精)、Miettes qui tombent (パンくずの精)、Canari qui chante (歌うカナリアの精)、Violente (パワーの精)、そしてLilas (リラの精)です。

一番位の高いリラの精は、王女に「夜明けの光」という意味の「オーロラ姫」という名前を付けました。

そしてそれぞれがオーロラ姫に「純粋さ」「活力」「寛容さ」「美声」「情熱」という贈り物を捧げ、最後にリラの精が贈り物をしようとした、その時です。

突然悪い魔女カラボスが現われ、自分を除け者にして招待しなかったことを理由に、オーロラ姫に呪いをかけたのです。

オーロラ姫は16歳の誕生日に、彼女の指を刺して死ぬだろう!

恐ろしい魔女が去った時、悲しみにくれる王と王妃に、リラの精は言いました。

「ご安心ください。私が最後の贈り物を捧げます。呪いを消すことはできませんが、姫は命を落としません。100年の眠りについた後、王子のキスで目を覚ますでしょう。

第一幕

オーロラ姫はまばゆいほどに美しく成長し、無事に16歳の誕生日を迎えます。

王はオーロラ姫を守るために国中から針を排除し、編み物や縫物を禁止していたのです。

この日はオーロラの誕生日の宴として、4人の求婚者である王子たちを招きます。

オーロラ姫は4人の王子たちと楽しそうに踊り(ローズ・アダージョ)、彼らからバラの花を受け取ります。

しかしその時、マントを被った老婆がオーロラに近づき、紡錘(糸車の針)を捧げたのです。

常々周りから「尖ったものには気を付けなさい」と言われていたのですが、16歳の誕生日を迎えたオーロラは喜びに溢れていました。

そして、見たこともない紡錘を見つめ、うっかり先端に触れてしまったのです。

その場で崩れ落ちるオーロラの側で、邪悪な姿を現すカラボス。

勝ち誇ったように笑いながら、恐れおののく賓客の前から姿を消します。

そこへリラの精がやってきて、皆にオーロラ姫は眠りについたのだと告げます。

そして城にいた全員に魔法をかけ、オーロラと共に目覚めるよう眠らせたのでした。

第二幕

オーロラ姫が眠りについてから100年が経った頃。

近くの森で隣国のデジレ王子たちが狩りをしていましたが、王子はつまらなくなって仲間から離れました。

その時突然リラの精が現われて、オーロラ姫の幻を王子に見せたのです。

王子は美しいオーロラ姫に一目で恋に落ち、リラの精にオーロラ姫の元へ連れて行ってほしいと頼みます。

実はリラの精は、デジレ王子の名付け親でもあったのです。

リラの精に導かれたデジレ王子は、太いツルがからみついて人を寄せ付けない城へとたどり着きました。

王子は勇敢に城へと入り、眠っているオーロラ姫を見つけます。

なんと美しい姫でしょうか。

真っ白な肌に桃色の頬、そしてバラのように赤く色づく唇…。

王子はゆっくりと近付き、キスをしました。

するとオーロラは目を覚まし、輝くような瞳で王子を見つめ、微笑んだのです。

王子はすぐに姫への愛を誓い、結婚を申し込みました。

城の皆も長い眠りから目を覚まし、手を取って喜びあったのでした。

第三幕

オーロラ姫とデジレ王子の結婚式の支度が整いました。

そこには金の精、銀の精、サファイアの精、ダイアモンドの精、リラの精、そしてカラボスまでも出席しています。

また、長靴をはいた猫や赤ずきんちゃん、シンデレラ姫など、おとぎの国の主人公たちも招かれていました。

宝石と金銀の妖精の華麗な踊り(パ・ド・カトル)、青い鳥(姿を変えられた王子)とフロリナ姫の踊り(パ・ド・ドゥ)、赤ずきんちゃんと狼の踊り、シンデレラ姫とフォルチュネ王子の踊りが披露されます。

そしてクライマックスはオーロラ姫とデジレ王子の美しい踊り(パ・パ・ドゥ)です。

オーロラ姫とデジレ王子はめでたく結婚し、人々は妖精たちに愛と平和への感謝を込めて賞賛を贈りながら幕を閉じます。


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ディズニーで描かれた城のモデルは?

ディズニーが【シンデレラ】を描いた時、モデルとした城はドイツにあるノイシュバンシュタイン城でしたね。

では、【眠れる森の美女】の城は、どこがモデルとなったのでしょうか?

実はディズニーが元にした物語を書いたシャルル・ペローは、【眠れる森の美女】をフランスのユッセ城(Château d’Ussé)で書いたと言われています。

ユッセ城はアンドル=エ=ロワール県、レニ・ユッセに位置し、12世紀に建築されたもので、世界遺産にも登録されています。

あの最も美しいシーンである、オーロラ姫が王子さまのキスで眠りから覚める時の部屋が、このユッセ城の中にあるのです。

外からは見えない塔の一角にあるお部屋がそうです。

城の中には16世紀の家具がそのまま設えられ、ルイ16世の間もそれはそれは豪華で美しいものです。

ドレスを着た貴婦人が通りやすいように作られた幅の広いゆるやかな階段は、ヴェルサイユ宮殿の建築を任されたフランソワ・マンサールの作品です。

いくつかの部屋には中世時代の様子がわかるよう、等身大の人形たちが当時の瞬間を切り取ったかのように動きを止めて佇んでいます。

更に、姫が糸車に指を刺されるシーンや、王子が助けに来るシーンなど、【眠れる森の美女】が再現されているのです。

実際は、このあたり一帯のロワール渓谷にいくつもある城(古城群)をモデルとされていますが、中でも一番美しいのが、このユッセ城。

シャルル・ペローが実際にこの城で物語を書いたというのですから、思い入れが深くなりますね。

正面には優雅にアンドレ川が流れ、背後は森に囲まれています。

ディズニー映画の中で、妖精や動物たちと歌って踊る、オーロラ姫そのままの世界観ですね。

結婚式も挙げられる!

そう、この城に併設されているチャペルでは、結婚式も挙げられるのです!

なんて素敵なのでしょう♡

ぜひフランスへ訪れた際には、バレエを観て、ロマンティックな古城めぐりもしてみてはいかがでしょうか。

どうぞ素敵な旅を!


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