
映画【美女と野獣】の実写版が公開されましたね!
青い瞳が印象的な野獣が、いつの間にかハンサムな男性に見えてときめいた方も多かったのではないでしょうか。
そこで驚くのが、野獣の繊細な表情や、獣さながらの逞しい動き。
大きく武骨な体躯に、繊細な優しさを持ち合わせる気品ある貴公子を、イギリス人の人気俳優ダン・スティーヴンスが見事に演じ切りました!
スティーヴンスの野獣メイクや驚きの撮影方法や、彼の素顔についてご紹介しましょう。
映画をご覧になる前に知っておくことで、その面白さは倍増です!
ダンスティーヴンスを野獣にしたメイクとは
この動画で見られるように、野獣の毛むくじゃらの顔から、繊細な表情がはっきりとわかりますね。
ダン・スティーヴンスの顔に特殊メイクを施して、一本一本毛を生やし…なんて方法ではないのです!
美女と野獣の撮影で駆使されたのは、VFXという特殊映像技術です。
3DCGとデジタル合成を合体させた最新技術で、実際に撮影した映像と別の映像を組み合わせたり、余分な部分をなかったことにすることができるのです。
スティーヴンスの撮影は、彼の素顔に直接UVペイントで1万個の点をつけ、前からではなく横や上、下からなど合計27つものカメラで繊細な表情の動きまでを撮影しました。
あらゆる方向から1万個のポイントの軌跡を追い、モーションキャプチャの技術を用いてデジタル化し、野獣の表情を創り出したのです。
そのため、全ての場面の顔の部分だけの動きを記録することが必要…というわけで、なんとスティーヴンスはこれまで撮った場面の顔の部分だけを撮るために、もう一度演じていたのです!
10日~2週間ごとに特別な撮影ブースへ入り、椅子に座った状態でもう一度台詞や顔の動き、表情を再現します。
その記録をデータ化し、更に野獣の毛や牙をコンピューターアニメーション技術で加えていったのです。
そのお蔭で、野獣の表情は本当の王子のように繊細で、人間味を感じることができるのです。
二度も演じたスティーヴンスのご苦労に、頭が下がりますね…!
もしまだご覧になっていない方がいらっしゃれば、吹き替え版と字幕版のどちらを観るべきか、はっきりと結果が出ましたので、こちらでご参考下さい!
ミュージカルの要素たっぷりで、まるでディズニーランドにいるかのような楽しさを味わえる本作を、是非最高のチョイスでご覧になってくださいね♡
また、実写版のキャストやあらすじや【美女と野獣】が実話だったという衝撃の事実まで、こちらでご紹介しています。
気を失うほどの特殊な撮影方法とは
この動画は、大人気だった「ファンタスティック・ビースト」に用いられた、VFX技術が紹介されています。
実際にはない背景や、物体としてのモデルを自由に動かす技術には、目を見張るものがありますね。
「美女と野獣」でも燭台のルミエールや、時計のコグスワースが自由に動き回るのも、たった一つの燭台と時計を用意し、そこにVFX技術によって命を吹き込んだのです。
銀座三越で開催されている「美女と野獣の世界展」では、実際に映画の撮影で使われたルミエールやコグスワース、そしてベルのドレスや野獣の衣装を見ることができますよ♡
しかし、いくらVFXが優秀な技術でも、全能ではありません。
野獣の身体付きは、もちろん人間の大きさではないのです。
例えば、巨大な体躯の野獣とベルが一緒に踊るシーンでは、大きな相手と踊るベルの姿も必要です。
そのため、野獣を演じるスティーヴンスは、自分の背を10インチ(約25.4cm)も高くするために、金属製のスティルツ(高足)を履いて演じたのです!
更に、巨大な体躯を演出するため、40ポンド(約18㎏)もの重さのマッスルスーツを着ていたというのです!
重たいスティルツとマッスルスーツを身に付けて、1日12時間も撮影に臨むことは、かなりハードな運動量でした。
スティーヴンスは毎日、気を失わないように十分な水分補給を心がけ、その試練を乗り越えたと語っています。
ベルと優雅にワルツを踊るシーンはとても素敵ですが、その背景にはスティルツを履いて踊るスティーヴンスのご苦労を思い出してあげてください。
重たい金属のスティルツで、ベルにけがをさせないようにと神経を使ったという、スティーヴンスの紳士的な優しさもお忘れなく^^
ダン・スティーヴンスの私生活(結婚生活、嫁画像あり)
さて、スティーヴンスは金属製のスティルツを履いて演じた経験から、「ハイヒールを履いて歩く妻の大変さがわかったよ」と発言しているように、結婚されているのです!!
貴公子のような端正なルックスと、野獣のようなワイルドさを兼ね備えた彼の素顔をご紹介しましょう。
ダン・スティーヴンス(Dan Stevens)はイギリスのロンドン出身。
1982年10月10日生まれの天秤座です。
養子として育てられ、ケンブリッジ大学で英文学を専攻、在学中に演劇を学んでいたという優秀な経歴を持ちます。
2006年にジャズシンガーのスージー・ハリエット(南アフリカ共和国出身、上画像参照)と結婚し、3人のお子さんに恵まれています。
出演作品はこちら。
- フランケンシュタイン(2004年 TVドラマ)
- お気に召すまま(舞台)
- ライン・オブ・ビューティー 愛と欲望の境界線(2006年 TVドラマ)
- 分別と多感(2008年 TVドラマ)
- Hilde(2009年 映画)
- ダウントン・アビー(2010年 TVドラマ)
- ザ・ゲスト(2014年 映画)
- 誘拐の掟(2014年 映画)
- ナイトミュージアム エジプト王の秘密(2014年 映画)
- クリミナル・ミッション(2015年 映画)
- レギオン(2017年 TVドラマ)
スティーヴンスはもし、「美女と野獣Ⅱ」が撮影されるなら、もちろん野獣役を引き受けたいと話しています。
こんな素敵なスティーヴンス演じる作品にまた会えるのが、楽しみですね。