
国土交通省が最近海外旅行をした日本人3000人に対して行った調査で、「今後、最も訪れたい国、地域」を調べたものがあります。
その結果から、日本人がもう一度訪れたいと感じた国や地域がわかりました。
それは…
ヨーロッパ!!
そう、つまり日本人にとって最も満足度の高い旅行先がヨーロッパだということなのです!
春からゴールデンウィークにかけては、寒くもなく暑くもなく、旅行にぴったりのシーズンですね。
ヨーロッパの中でも人気の国ランキングと、おすすめの場所をご紹介していきます!
春の海外旅行【人気トップ10】
数あるヨーロッパの中でも最も人気の国と、ぜひ訪れていただきたい街をまとめました。
ここではベネチアやパリなど誰でも知っている場所はあえて省きで、日本人にはまだあまり知られていないけれど、世界的に超人気の街をご紹介します。
日本人のほとんど訪れない、超穴場の絶景スポットを体験してみませんか?
- イタリア:チヴィタ・ディ・バーニョレージョ(Civita di Bagneregio)
- ギリシャ:サントリーニ島(Santorini)
- スペイン:グラナダ(Granada)
- オーストリア:ハルシュタット(Hallstatt)
- フランス:ジョスラン(Josseline)
- スイス:ミューレン(Murren)
- ドイツ:フュッセン(Füssen)
- アイスランド:氷の洞窟(Skaftafell Ice Cave)
- オランダ:ヒートホールン(Giethoorn)
- フィンランド:サイマー湖(Saimaa)
ご存知の通り、ヨーロッパは多くの国で構成されています。
では、ヨーロッパの国々が何の通貨を持っているかご存知ですしょうか。
実はユーロだけではないのです。
ヨーロッパ旅行の前に、お金の単位について知っておくと安心ですね。
それでは、ヨーロッパの旅行先を一つずつ見ていきます。
満足度の高いランキング10~6位の見どころ
ヨーロッパでは、窓辺を飾る花が色とりどりに咲く様子は、街全体を明るくしてくれますね。
ちょっとしたお散歩だけでも楽しくなるものです。
さぁ、ランキング10位から順番に、特におススメの街をご解説していきましょう。
10位:フィンランド(サイマー湖)
フィンランド南部に広がる湖水地方は、陸地よりも湖の占める面積の方が多い…まさしくムーミンの住む情景です。
中でもフィンランド最大、ヨーロッパ内でも4番目に大きな天然の淡水湖が、サイマー湖です。
その広さはなんと4400㎢もあるのです!
サイマー湖はリンナンサーリ国立公園に含まれており、130もの島と21のゲストハーバーがあり、カヤックやボートに乗って釣りを楽しむこともできるのです。
サイマー湖に生息する、絶滅危惧種の可愛いサイマーワモンアザラシも見ることができるのですよ!
大自然にゆったりと浸り、遊び疲れたら岸辺でコーヒーを飲み、サウナで疲れを癒してはいかがでしょうか。
広い星空の下でキャンプもでき、最高のリフレッシュになること間違いありません!
9位:オランダ(ヒートホールン)
首都アムステルダムから北東に車で約1時間の場所にある、ヒートホールン(ギートホールン)は、運河に囲まれた町です。
そこは車が走らず、人々の移動手段は徒歩、自転車、カヌーがメイン。
水辺には茅葺き屋根の可愛らしい家々が並ぶ、メルヘンチックな町なのです。
オランダ人の住みたい町NO.1のこの町は、【オランダのベネチア】とも呼ばれる、とても美しく穏やかな景観。
観光用の小さなボートで、水鳥や馬や羊の放牧の様子なども、のんびり眺めることができますよ。
もちろん、イタリアの水の都【ベネチア】もお見逃しなく!
8位:アイスランド(氷の洞窟)
アイスランドの南東部にあるヨーロッパ最大級の氷河ヴァトナヨークトル。
そこには全てが氷でできている、青く輝く神秘的な洞窟があるのです。
長い時間をかけて凍った氷には気泡が含まれないため透明で、太陽光のうち最もエネルギーの高い青い光だけを通すため、洞窟の中が青い世界に包まれます。
面白いことに、氷が厚いほどに青の光は強くなるため、最大1000mもの厚い氷を有す氷の洞窟内では、こんなにも強く美しい、LEDライトのような青い輝きを放つのです。
地球の創り上げた神秘の洞窟で、あなたも神聖な青い光に癒されてみませんか?
7位:ドイツ(フュッセン)
ドイツのロマンティック街道の終点に位置するフュッセンは、湖が多く、古くから「白鳥の里」と呼ばれる美しい街なのです。
シンデレラ城のモデルになった【ノイシュヴァンシュタイン城(新白鳥の城)】は、大変有名ですね。
城の中の各部屋にもテーマがあり、ヴィーナスの洞窟をあしらった部屋など見どころがたくさんあります。
6位:スイス(ミューレン)
人口450人という小さな山村であるミューレンは、その周囲をスイスの名峰「アイガー」「メンヒ」「ユングフラウ」に囲まれた、素晴らしい景観の村です。
冬にはスキー客で賑わいますが、春から夏にかけても大変人気となります。
喉かに放牧される牛や羊、美しい空気に咲く高山植物…新鮮なミルクで作ったチーズもとてもおいしく、いつまでも滞在したくなるようなのどかな時間を過ごせますよ。
まさにスイスの景観鉄道を利用してたどり着きたい、秘郷ですね!
ランキング5~1位の見どころ
5位:フランス(ジョスラン)
レンヌからバスで1時間強にある、ブルターニュ地方の町です。
町のシンボルであるジョスラン城は、オスト川を見下ろす美しい佇まい。
塔は中世のもので、建物はルネサンスのものです。
この塔を見ると、眠れる森の美女の城のモチーフとなった、同じくフランスのユッセ城を思い出しませんか?
4位:オーストリア(ハルシュタット)
ザルツブルク市の近くにあり、アルプス麓のハルシュタット湖畔にある美しい町で、ユネスコ世界遺産にも登録されています。
世界の湖畔で最も美しい町と言われています。
「ハル」とはケルト語で「塩」、シュタットはドイツ語で「場所」という意味。
古代ローマ時代以前からの岩塩坑「ザルツベルク」があり、紀元前800年頃から既に塩の交易で繁栄していました。
そのため、ハプスブルク家から手厚い保護を受け、その高貴な街並みを今に遺しているのです。
静かな湖畔を見つめながら、教会の鐘の音が響き渡る…そんな日々を過ごしてみませんか?
3位:スペイン(グラナダ)
グラナダで最も有名なのは、何といってもアルハンブラ宮殿でしょう。
切ないギターのメロディが郷愁を誘う、「アルハンブラの思い出」をお好きな方も多いのではないでしょうか。
壮麗なアルハンブラ宮殿はイスラム王朝ナスル朝グラナダ王国の初代君主ムハンマド1世が建設を始め、イスラム風の繊細な彫刻が大変美しいものです。
アルハンブラ宮殿の離宮「ヘネラリフェ」は庭園が美しく、またアルハンブラ宮殿の前を流れる川の向かいの丘にはアルバイシンの美しい街並みが残っています。
これらは3つとも、ユネスコ世界遺産に登録されており、大変見応えのある観光地となっています。
スペインの食べ物も大変おいしく、人気の要因となっています。
2位:ギリシャ(サントリーニ島)
皆様もご存知、エーゲ海を見下ろす白と青の世界、サントリーニ島!
夕陽の景観は昼間の印象とはがらっと変わり、とてもロマンティック。
世界一美しい島とも言われているのです。
この切り立った断崖の地形は、かつて火山が大爆発して作られたカルデラ地形。
地球の創造期を彷彿とさせますね。
健康に良い地中海料理をふんだんに味わえる、とても満足度の高いリゾート地です。
ここで数日過ごせば、すっかり癒されてしまうこと間違いなしですね!
1位:イタリア(チヴィタ・ティ・バーニョレージョ)
やっぱり満足度NO.1はイタリア!
ユネスコ世界遺産を最も多く所有する国です。
おすすめの町はたくさんありすぎるのですが、特にご紹介したいのがチヴィタ・ティ・バーニョレージョ。
天空の街とも呼ばれ、霧の深い日には本当に空中に浮かんでいるように見えます。
2500年以上前に築かれたこの街は、ローマから日帰りもできる距離にあり、夏の人口100名、冬には12名という小さなもの。
しかしそこにはとても可愛らしく、秘密の都市かのような世界が広がっています。
この地域は火山地帯であり、土は粘土質のため、雨風によって浸食されてしまいました。
今ではこの街に入るためには、300mほどの長さの狭い橋一本しかなく、もちろん車も通れません。
今もなお、いつ風化してしまうとも限らないこの街には、今のうちに訪れていただきたいのです。
丘上都市をぐるりと取り囲む谷は、強い風を生み、まさに天空の城ラピュタのよう!
小さな街でも、食べ物がおいしいのがイタリアの素晴らしいところ♡
地元の人々が集まる食堂やレストランでは、高級レストランに劣らない絶品料理をお安提供してくれます。
さぁ、皆さんの初めて知った場所もたくさんあったのではないでしょうか。
日本で有名な観光地は、その国の本当に超有名な街だけです。
それ以外にも、もっと素晴らしい小さな街がたくさんあるのです。
是非、そんな宝物のような美しい街を、ゆっくり満喫していただきたいと思います。
お得情報!
ヨーロッパを深く満喫したいあなたにおすすめしたいのが、鉄道の旅なのです!
お得で便利なフリー切符を使って、雄大な自然を間近に眺め、ぜひ地元の人々と温かい交流のできる列車の旅を楽しんでみてください。
ヨーロッパの街並みはとても美しく、車窓から眺めてふと降りた街をお散歩をするのも、とても充実する旅になりますよ。
その国々の特徴や歴史を今に受け継いでいる事実を、肌で感じられることでしょう。