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ベネチア観光のモデルコース!イタリアベニスのカーニバルやおすすめスポットを地図で紹介。

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ベネチア観光のモデルコース!イタリアベニスのカーニバルやおすすめスポットを地図で紹介。

北イタリアのヴェネト州に位置する、「アドリア海の真珠」と言われる水の都ヴェネツィア(Venezia)は、13世紀の街並みが残る一生に一度は訪れてみたい憧れの地。

英語ではヴェニス(Venice)と呼ばれ、様々なロマンティックな映画の舞台ともなっています。

海運国であったヴェネツィア共和国は、海から見て最も美しいようにとの設計で築かれました。

ヴェネツィアの中心にあるサン・マルコ広場は、世界で最も美しい広場と言われています。

町全体が宝石のように美しい街ですが、特に有名なのは水路を渡るゴンドラや、冬の満潮アクアアルタ(acqua alta)、そして2月カルネヴァーレ(carnevale:カーニバル)です。

ここでは、カルネヴァーレの歴史や意味、そして美しいヴェネツィアのおすすめ観光モデルコースなどをご紹介していきます。

【基本情報】

アドリア海に浮かぶ干潟(ラグーナ)の島に、大量の丸太の杭を打ち込んで土台を作り、その上に街を築いたのがヴェネツィア本島です。

ヴェネツィアは敵の侵略を防ぐ要塞の造りも兼ねており、地元の住人も迷ってしまうほど、街の中は迷路のよう。

150の運河と400の橋が架かっており、車や自転車が通れず、かわりにゴンドラや水上バス、水上タクシーなどが運河を往来しています。

そんなヴェネツィアへの入り方は3つ。

  • ユーロスター(鉄道):サンタ・ルチア(Santa Lucia)駅下車。ミラノから2時間半、ローマから5時間。電車を降りれば、そこはもう水の都!
  • 飛行機:マルコ・ポーロ空港から船またはバスで。海から入るヴェネツィアは最も美しいです。
  • 車:ヴェネツィア本島までは入れないため、陸側のメストレ地区などの駐車場に停めます。

それではまず、イタリアで最も有名なヴェネツィアのカルネヴァーレ(カーニバル)についてご紹介しましょう!


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カルネヴァーレの歴史や開催時期

ヴェネツィアのカルネヴァーレは11世紀からの歴史を持ち、世界三大カーニバルとされています。

カーニバルとは謝肉祭のことで、カトリックの国々の伝統的な習慣だったのです。

ヴェネツィアのカルネヴァーレは、サン・マルコ広場で正午に行われる天使の飛翔ショーで始まります。

これは16世紀中期より続く伝統です。

1550年頃、カルネヴァーレの開会式にトルコ人の大道芸人が招かれ、サン・マルコ広場の鐘楼と、港につけた船とを結ぶロープの上を綱渡りして見せました。

人々は大変感動し、それから毎年綱渡りが行われるようになったのです。

それが徐々に綱に金具を通して滑り下りるショーとなり、今のように天使の恰好をした女性の飛翔ショーとなりました。

天使役は毎年変わり、その年の有名な女性が選ばれます。

さて、カルネヴァーレの語源はラテン語の「肉を取り除く」という意味です。

実はカルネヴァーレは必ず「灰の水曜日」と言われる日の前日に終了します。

灰の水曜日から、イースター(復活祭)に向けての準備として、清貧な生活を送る40日間のクアレシマ(quaresima)が始まるのです。

クアレシマ期間の金曜日には肉を口にできないため、その前に肉に別れを告げる宴を開いたのが、カルネヴァーレの始まりだったというわけです。

人々は大騒ぎをして遊び、豪華な食事をして楽しんだのでした。

カルネヴァーレの開催期間は毎年変わり、クアレシマの始まる「灰の水曜日」直前の2~3週間に行われ、クライマックスは最後の木曜と火曜です。

詳しい開催期間は毎年確認が必要です。

開催期間とおすすめの日

今年のカルネヴァーレは2017年2月11日~28日まで!

中でも、カルネヴァーレの最も盛り上がる日は2月23日(木)と28日(火)です。

この木曜日をGiovedi grasso(肥沃の木曜日)、火曜日をMartedi grasso(肥沃の火曜日)と名付けられ、盛大なパレードとパーティを楽しみます。

ヴェネエツィアのカルネヴァーレで注目すべきは、巨大な山車を引くパレードや、美しいヴェネツィア伝統の仮面

当時の貴族や市民たちは、カルネヴァーレの時期だけは顔も素性も明かすことなく、自由に入り混じって遊ぶことができたのです。

イタリアの地域ごとにこの仮面が異なり、時には仮面の性格までも決まっているのが面白いところ。

「アドリア海の女王」と呼び声高いヴェネツィアの仮面は、やはり優雅で美しいのです。

とても素敵なコスプレイヤーがたくさん!

皆様も、サン・マルコ広場周辺でカルネヴァーレメイクを施してもらって、テンションアップしちゃいましょう!


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ヴェネツィア本島の観光モデルコース

ヴェネツィア本島の地図

見どころ満載のヴェネツィアですが、まずは上の画像と照らし合わせながら、本島のおすすめ観光スポットをご紹介しましょう。

  1. ヴェネツィア・サンタ・ルチア駅
  2. リアルト橋
  3. サン・マルコ広場、サン・マルコ寺院、ドゥカーレ宮殿、ため息橋
  4. フェニーチェ劇場
  5. アカデミア美術館
  6. スクオーラ・グランデ・ディ・サンロッコ(サンロッコ学校)
  7. サン・ジョルジョ・マッジョーレ島、サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂
  8. レデントーレ教会
  9. ヴェネツィア・ビエンナーレ公園
  10. サン・ミケーレ島

①番から順に見ていきましょう。

電車でヴェネツィアの①サンタ・ルチア駅に着いたら、目に飛び込んでくる大きな運河が、カナル・グランデです。

水上バス(Vaporetto:ヴァポレット)に乗って、③サンマルコ広場へ向かいましょう。

船頭さんが今いる乗り場の名前と、行き先の名前を叫んでくれますよ!

途中で有名な②リアルト橋の下をくぐりますが、ここはヴェネツィアの中心であり、有名なショッピング街です。

16世紀に木造から石造りに建て替える際、かのミケランジェロも一般公募に参加したのですって!(落選しましたが…)

この橋の上から見渡すカナル・グランデや船たち、そして美しいヴェネツィアの街並みも必見ですよ。

さぁ、「サン・ザッカリア(San Zaccaria)」という乗降場で下船して少し歩くと、世界一美しい③サン・マルコ広場に出ます。

円柱上にある翼のある獅子像は、ヴェネツィアの象徴です。

このサン・マルコ広場に面して、11世紀に建てられたビザンティン建築のサン・マルコ寺院、ヴェネツィア共和国のドージェ(総督)が住み、政治を執り行っていたドゥカーレ宮殿などがあります。

ドゥカーレ宮殿にはダンテ「神曲」の「天国編」が、ティントレット作の世界最大のフレスコ画として収められているのです!

サン・マルコ広場は奥行きを実際よりも広く見せる遠近法の設計をとっており、実際は長方形ではなく台形をしているのも知っておきたいところ。

広場の一番奥には18世紀創業の世界一古い喫茶店、「カフェ・フローリアンがあります。

ピアノの生演奏と美味しいコーヒーを、ヴェネツィア時間を味わいながら楽しんでくださいね!

イタリアのカフェには、びっくりするほどたくさんのコーヒーメニューがありますので、事前に違いを知っておきましょう!

当時ドゥカーレ宮殿の中には裁判所があり、そこで裁かれた罪人は、ドゥカーレ宮殿の裏側から牢獄へと通じる「ため息橋」を渡っていきました。

「ため息橋」と呼ばれる由来は、橋を渡る罪人(有名なカサノヴァも)が、小窓から入ってくる外の空気を胸いっぱいに吸い込み、これが最後の外界の空気だと胸に留め、牢獄へと連れて行かれたからということです。

「最後にヴェネツィアの景色を見てため息をついたのだろう」と想像されるかもしれませんが、実際は橋にある小窓は視界が悪く、外を眺められるものではなかったのですね。

トップ画像はサン・マルコ広場から海を見た時の写真です。

海の対岸に見える教会や鐘楼がより一層眺めを美しくしています。

これがサン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂です。(後にご説明しますね!)

次に、迷路のような道を辿って④フェニーチェ劇場(Teatro La Fenice)へ行きましょう。

フェニーチェとは英語でフェニックス(不死鳥)の意味で、2度の火災によって焼け落ちても再び蘇るという歴史を持っています。

イタリアで最も重要な劇場の一つで、ヴェルディのオペラ「リゴレット」「椿姫」の初演が行われたことでも有名です。

内装の美しさも、かのナポレオンが満足するほどのもの…是非一幕、ご覧になってみてくださいね。

次はカナル・グランデにかかる唯一の木造橋「アカデミア橋」を渡って、有名な⑤アカデミア美術館へ。

14~18世紀のパオロ・ヴェロネーゼ、ティツィアーノ、ティントレットなどヴェネツィア派の作品が多数展示されています。

次は世界遺産に登録されている、16世紀建設のルネッサンス様式建築、⑥スクオーラ・グランデ・ディ・サンロッコです。

同職ギルド集会のための建物ですが、内部の豪華絢爛な装飾や、飾られているティントレットの「エジプトへの逃亡」「マグダラのマリア」などの美術品の数々に、ここは美術館かと間違えるほど。

それでは、再びヴァポレットに乗って⑦サン・ジョルジョ・マッジョーレ島へ行きましょう。

この小さな島にある白亜の教会、サン・ジョルジョ・マッジョーレ聖堂は是非訪れてみてください。

内部のティントレットらの絵画や彫刻も素晴らしい上、鐘楼から見下ろすヴェネツィアの景観が息を飲むほど美しいのです!

眼下にはカナル・グランデが海に流れ出で、対岸のサン・マルコ広場や鐘楼、セピア色に輝く街並み…夕陽に照らされたそれらの色は、何とも言えない色彩を放ちます。

鐘楼にはエレベーターでも登れますし、どなたもしばし時間を忘れて眺めていたい絶景です。

そして秘密が一つ。隣の元修道院の敷地内には、植物で作った迷路の庭があるのです!

平日なら要予約、週末なら自由に訪れることができます。

さぁ足を休めたら、再びヴァポレットに乗ってジュデッカ島にある⑧レデントーレ教会へ。

16世紀にヴェネツィアで大流行し、人口の1/3以上が命を落としたペスト。

その終息を主キリストに感謝し、「救世主キリスト」と名付けて建設された教会です。

こちらもティントレットやパオロ・ヴェロネーゼ、フランチェスコ・バッサーノの絵が有名ですが、特筆すべきはレデントーレ祭

毎年7月の第3日曜日にペストの終息を祝うレデントーレ祭が執り行われ、夜には盛大な花火が打ち上げられます。

海の上に広がる華やかな花火、停泊するゴンドラ…ヴェネツィアでしか見られない景色です。

ヴェネツィアの花火はお正月にも見られ、こちらも是非味わっていただきたいイベントです。

それでは、再びヴァポレットに乗って⑨ヴェネツィア・ビエンナーレ公園へ。

ヴェネツィア最大のフランス式庭園で、美しいモニュメントや各国のパビリオン(日本館も!)の見学もでき、楽しめますよ。

二年に一回(奇数月に)国際美術展覧会も開催されます。

では最後に⑩サン・ミケーレ島へ。

本島の北に位置する、隔離されたこの島は、教会と墓地だけの珍しい島。(衛生上、遠く離れた場所に埋葬されたのです)

有名な音楽家ストラヴィンスキーやサッカー選手エレニオ・エレーラ氏もここに眠っています。

本島以外の島への観光モデルコース

ヴェネエツィア本島以外の島

本島から水上バスで、周りの島々へ渡ってみましょう!

⑪ムラーノ島

世界的に有名なヴェネツィアンガラスの産地です。

この地の湿度や気温、特別な伝統技術によって、素晴らしい透明度と硬度、発色を誇り、7世紀から製造されている歴史を持ちます。

世界中の貴族のシャンデリアや鏡など装飾品に用いられ、高級ガラスとして大変珍重されてきました。

有名ブランドのバカラも、ヴェネツィアンガラスの高度な技術を用いています。

パリのヴェルサイユ宮殿の有名な「鏡の間」は、全てヴェネツィアの職人によって作られたもの。

歩いて回れる小さなムラーノ島には、ガラス工房やアーティスティックなショップがたくさんあり、ガラス職人の作業風景も見れてとても楽しいです。

購入する際は必ず、専用商標シール「Vetro Artistico di Murano」(ムラーノガラス)が付いた本物のヴェネツィアンガラスを選ぶようにしましょう。

ムラーノ・ガラス美術館は必見です!

高度なヴェネツィア技術と、くすっと笑えてしまうイタリア人の遊び心や、柔軟な発想力による作品の数々に、イタリア芸術の息遣いを感じることができるでしょう。

⑫ブラーノ島

メルレットというレース網みが有名です。

テーブルクロスやブランケット、ベッドシーツに赤ちゃんのおくるみなど、様々なものが細かい手編みのレースで作られており、見とれてしまうことでしょう。

レースの博物館もありますよ!

また、この島の家の壁はとってもカラフルに塗られているのです!

漁業の盛んなこの島は、漁から帰る時に霧がたちこめて自分の家がわからなくなることから、あえて隣近所と違う、カラフルな色に塗ったのです。

可愛い街並みが青空に映え、とても美しい景観の中を散歩するだけでも楽しいものです。

⑬トルチェッロ島

この島はヴェネツィア発祥の島の一つであり、今では人口20人ほどのとても静かで美しい島です。

最も有名なのはロカンダ・チプリアーニ(Locanda Cipriani)というホテルです。

小さなこのホテルは、かの文豪ヘミングウェイが愛して定宿としたところ。

彼はヴェネツィアをもう一つの天国のような故郷と表現し、毎日アカデミア美術館でティントレットの絵を眺める日常を愛していました。

ホテルのレストランにはダイアナ妃とチャールズ皇太子も訪れ、大変気に入ったと言われています。

そして考古学的に素晴らしい遺跡もあり、639年建設のサンタ・マリア・アッスンタ聖堂には「最後の審判」のモザイク画があります。

静かに雄大な歴史を湛えるこの島の時間を、ゆったりと感じてみてくださいね。

ヴェネツィアのおすすめ観光スポット、楽しんでいただけましたでしょうか。

目的地を決めずにお散歩し、興味のある小道に入ってみるのも楽しいものです。

また、新鮮な魚介類もとっても美味しいため、日本人の口に合うお料理がたくさんあります。

是非、2~3日は滞在してみてくださいね!


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